塩の壁は高い？！ −２−

63 玲於side ページ13

.


玲於side



撮影は順調らしくて、会えるのもあと少し！！


トレーニングや撮影にも気合が入る。





メンさんと夜ご飯を食べて家に帰ってきた。


えっ？もちろん、メンさんの奢りっすよ？笑





玲於「ん！…はい。」


〔もしもし。〕



最近はもう“今電話していい？”って


聞かれることなく電話がかかってくる。


出れなかったら、出れる時に掛け直すって


言ったら、そうなった。



…なんか…元気ない？



玲於「どしたの？」


〔あのね…〕


玲於「ん？」


〔今度のお食事会…無理になった。
ごめんなさい。本当にごめんなさい。〕


玲於「なんで？」


〔まだ…言えないんだけど…
玲於くんと会うのはしばらく無理かもしれない。〕


玲於「えっ？なんで？」




謎！理由は言えないって何？


しかも、しばらく無理ってなんで？




〔すごい楽しみにしていたんだけど…
方向性が決まり次第…教えるから。
ほんまにごめん…。〕


玲於「……。」


〔ほんまに……ｽﾞｽﾞｯ…ごめんね……。〕


玲於「えっ…泣いてんの？」


〔だってぇ……〕


玲於「…いや、泣かないでよ。汗」


〔ごめんなさい…。〕


玲於「理由がよく分からないけど、
いつかは会えるっしょ？」


〔…うん。〕




電話越しで泣かれても、困るよ。汗



てか…泣いてる理由も何なの？


会えない理由って？方向性って何？


もう…わからない。



でも泣いてるから…しつこく聞けなかった…。





龍友くん何か知ってるかな…。



はぁ……楽しみにしていたのに…。

64 玲於side→←62

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す