信じてもいいですか？ [１]

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「…寝るならベッドで寝て。」


樹「……ん。」


「ほら、立って。」



トントンっと肩を叩くと、

頷いて立ち上がった樹くん。



こっちって寝室に案内した。





ベッドを見るなり、すぐに横になった樹くん。



こやつ…絶対チャラい。



チャラい以外の何者でもない遊び人。




「…。」


樹「おいで。」


「…。」



ベッドの奥の方に

横になった樹くんに手招きをされた。



いやいや、おいでって…ここ私のベッドだから。






樹「何もしないから。ほら、寝よ？」


「……指一本でも触れたら警察呼ぶから。」


樹「ふふっ。わかった。」





本当に分かってるのだろうか？




目が開いていない男を信用は出来ない。




そもそも男の、何もしないからって言葉が


何よりも信用出来ない。




何かしでかしたら警察呼んでやる。



そしたら、あんたの人生台無しになるんだからね。




すぐに電話できるように


携帯を頭元に置いて


空いているスペースに横になった。



樹くんに背を向けて。




樹「おやすみなさい。」


「おやすみなさい。」




モゾモゾと動いている音がする。


近づいてきたら許さないからね。



静かになって、

チラッと樹くんの方を見ると、

私に背を向けて寝ていた。



スースーの寝息まで聞こえる。


寝るの早っ！




…はぁ…良かった。




相当眠かったのかな？


じゃあ来なきゃ良かったのに。




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作者より


お泊まりしちゃいました。笑

この作品読んでくださっている方が最近増えて驚いているのですが…
藤原樹さんをカッコよく描けているか不安な部分はあります。笑

キャラ崩壊しててごめんなさい。
Aさんしか知らない意外な一面と思って
優しい心で読んでくれたら嬉しいです。

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