2話 出逢い 〜回想〜 ページ4
ー10年前ー
彩side
私が、3歳の時、たんぽぽ園の保育園児として入園した。
先「お名前教えてくれるかな?」
彩「たちばなあや。」
先「あやちゃんかぁ、じゃぁ、あやちゃん、あそこの階段に、
お姉さんがいるからさ、そのお姉さんについていって。」
そういわれた私だったけど、どうしても目の前にある
大きな部屋が気になって、その中に入っていった。
私が入った部屋には、白い、いや、青白い顔の男の子が隅の方で
体操座りをしていた。
辺りを見回しても、その男の子しかいなくて...
その頃の私は、今みたいに人見知りじゃなくて、好奇心旺盛だった。
そんな私は、すぐに話し掛けた。
彩「ねぇ、お名前は?」
和「...かずのり...」
その子の声は、小さすぎて、私まで伝わってこなかった。
彩「え?聞こえないよ!」
私が少し大きな声を出して言うと、
少し、ビクッと肩を動かして、その子は口を動かした。
和「かずのり...」
まだまだ小さい声だったけど、伝わってきた。
彩「かずのりくん?」
すると、和典くんは小さくコクンと頷いた。
彩「私のなまえはねぇ、たちばなあや!」
彩「ねぇ、和って呼んでいい?」
そう私が興奮していた時だった。
いきなり、彼の身体が、傾いて、
和「...っ...」
ドンッ
そう、鈍い音をたてて倒れていったのは。
彩「かずのりくん?どうしたの!?」
その私の悲鳴に近い声に今さっきあった先生が気づいてくれた。
先「どうしたの?...あっ!和典くんか...」
その先生は、何故か冷静だった。
先「彩ちゃんは、階段のところに行ってね。」
彩「え、うん。」
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明悟翔(プロフ) - ナルナルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただいて嬉しいです! (2017年7月27日 12時) (レス) id: fe523770d8 (このIDを非表示/違反報告)
ナルナル - すごく面白いです!私もkzが好きで、とくに上彩コンビが好きなので♪続きを楽しみにしています! (2017年7月27日 11時) (レス) id: cfa0bd132b (このIDを非表示/違反報告)
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