検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:8,137 hit

2話 出逢い 〜回想〜 ページ4

ー10年前ー

彩side

私が、3歳の時、たんぽぽ園の保育園児として入園した。

先「お名前教えてくれるかな?」

彩「たちばなあや。」

先「あやちゃんかぁ、じゃぁ、あやちゃん、あそこの階段に、
お姉さんがいるからさ、そのお姉さんについていって。」






そういわれた私だったけど、どうしても目の前にある
大きな部屋が気になって、その中に入っていった。

私が入った部屋には、白い、いや、青白い顔の男の子が隅の方で
体操座りをしていた。

辺りを見回しても、その男の子しかいなくて...

その頃の私は、今みたいに人見知りじゃなくて、好奇心旺盛だった。

そんな私は、すぐに話し掛けた。

彩「ねぇ、お名前は?」

和「...かずのり...」

その子の声は、小さすぎて、私まで伝わってこなかった。

彩「え?聞こえないよ!」

私が少し大きな声を出して言うと、
少し、ビクッと肩を動かして、その子は口を動かした。

和「かずのり...」

まだまだ小さい声だったけど、伝わってきた。

彩「かずのりくん?」

すると、和典くんは小さくコクンと頷いた。

彩「私のなまえはねぇ、たちばなあや!」

彩「ねぇ、和って呼んでいい?」

そう私が興奮していた時だった。

いきなり、彼の身体が、傾いて、

和「...っ...」

ドンッ

そう、鈍い音をたてて倒れていったのは。

彩「かずのりくん?どうしたの!?」
 
その私の悲鳴に近い声に今さっきあった先生が気づいてくれた。

先「どうしたの?...あっ!和典くんか...」

その先生は、何故か冷静だった。

先「彩ちゃんは、階段のところに行ってね。」

彩「え、うん。」

3話 入園式→←作者から



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:kz , 上彩 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

明悟翔(プロフ) - ナルナルさん» コメントありがとうございます!そう言っていただいて嬉しいです! (2017年7月27日 12時) (レス) id: fe523770d8 (このIDを非表示/違反報告)
ナルナル - すごく面白いです!私もkzが好きで、とくに上彩コンビが好きなので♪続きを楽しみにしています! (2017年7月27日 11時) (レス) id: cfa0bd132b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:明悟翔 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年7月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。