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ア「手負いで走らせたり興奮させたり苦しませた獲物の肉は味が悪くなる
特に肝臓が悪くなる
ほら試しに肝臓を食べてみろ」
アシリパは杉元に肝臓を渡した
ア「サムルも食べろ、腹が減っているんだろ」
『ありがとう、アシリパ』
ア「な？」
杉「うーん、あの…生で食べるの初めてでして」
ア「レタラにあげよう」
スンスンっ
杉「なんか様子が変だぞ」
ドクンッ！
『うっ……』ﾌﾗｯ
サムルが倒れそうになるとレタラが支えた
二人は気づいていない
『すまない、レタラ
(なんだ今の…一瞬何か感じた
これは殺気か？)
レタラお前も気づいたか？』
がうっ
ア「急かしてる
こんなレタラはじめてだ
誰か来る」
『急いでこの場を離れた方がいい
レタラも戻した方がよさそうだ』
ア「そうだな、行っていいぞレタラ」
レタラは鹿の足をくわえて立ち去った
ア「私達も持てるだけ持って引き上げよう
毛皮と内蔵のいくつか」
『内腿肉と背中の肉と腰の肉
あとは重いから置いていこう』
ア「まだたくさん残ってるけどレタラが戻って食べてくれるだろう」
杉「おもたぁーいこれ、おもたぁーーい」
ア「脳みそを食べるんだから頭は持っていけ」
『重たいなら半分持ってやろう』
杉「サムルさん！」
ア「杉元を甘やかすな」
？「見ろ谷垣狼の足跡があるぞ
聞いていた通りかなりの大物だ、
鹿の回りにもたくさんついているが食い荒らした形跡がない
と言うことは…狼が捕った鹿を猟師が横取りしたのか？
後始末が雑だ
持ちきれない肉は気に吊るすか、川に沈めるなり動物に荒らされないようにするが」
谷「三十年式小銃に長靴と鹿皮の靴を履いた子供と大人
(あのときの三人だ)」
三人は遠くから男二人を見ていた
杉「遠くて顔はよくわからんが一人は兵士の装備だ
俺達の足跡を追ってくる素振りはない
ただの猟師かもしれねーな」
ア「…」
『私二人とも見たことあるかもしれん』
ア「私も一人は見たことがある…」
『一応警戒しておこう』
三人はクチャに戻る
だが、クチャの中で何かが動いた
杉「誰かいる」
ヒョコッ
白「待ってたぜ」
杉「なんだ白石か」
ア「どうして私達がここに来るとわかった？」
アシリパは荷物をおきながら言う
白「ここしか知らねぇもん
おやおや？そいつは鹿の毛皮か？捕れたのかい？
丁度良いときに来たようだ
手土産に酒を持ってきたんだ
新鮮な鹿肉に旨い酒！今夜は宴だな！」
杉「本当に良いときに来たな白石」ニコッ
白「？」
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睡眠煎餅(プロフ) - 推し尊いさん» 喜んでもらえて嬉しいです！可愛い一面もありますよ！ (2022年2月26日 21時) (
レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い(プロフ) - 殆どの夢小説の作品、初めの辺りで造反組生かしてくれないのですが、逃がしてくれて本当に嬉しい.....嬉しすぎてコメント残しちゃった....サムルさんイケメンですね。 (2022年2月26日 1時) (レス) @page21 id: 83b850b061 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 睡眠煎餅さん» そうですよね、、、すみません厚かましくて。どのような作品でも応援しつづけますので！ (2020年10月12日 22時) (レス) id: 5b309f7450 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！！ (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» 変わりません！すみません…、名前は変えようかなと思ったんですがちょっと大変かなと思いまして (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠煎餅 | 作成日時：2020年9月6日 23時
