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ア「脱糞王はどこいった？」
杉「脱獄王は街へ行って情報を集めてる」
『私と杉元はしばらく街に行かない方がいいかもな』
ア「やっとサムルと一緒にいられる！」ぎゅっ
杉「あ！アシリパさんだけずるい！」ぎゅっ
二人はサムルの取り合いをする
『フフッ……お前たちは甘えん坊だな』ﾖｼﾖｼ
しばらくして
ア「あ…杉元！あれを取りたい」
杉「ツララをどうするんだ？」
ア「食べる、カエデの枝が折れたところから樹液が染みだしてツララになったんだ」
アシリパは二人にツララを渡す
杉「ほんとだ
ほんのりと甘みがある
天然の氷菓子か」
ア「先っぽが甘いんだ」
『二人共見ろ、ヒグマの足跡だ
二人で行って捕まえてこい
私はさっきあっちで見つけたヒグマの後を追って
そっちを仕留めてくる』
杉「サムルさん一人で平気なの？」
杉元は心配そうな顔で言う
『私は何度も一人でヒグマを仕留めてきた
それに、お前達にひぐまの料理を食べさせてあげたいんだ』
ア「サムルのヒグマ鍋食べたい！！！」
杉「俺も食べてみたい！」
『ｸｽｯ…じゃあ、そっちは頼むぞ』
サムルはその場を離れた
『(さて、あの足跡を追うか)』
サムルは足跡を追う
しかし、ヒグマは一向に見つからず、だんだんと日が落ちていった
『今日はこの辺にクチャを作ろう
夜は危険だ』
パチパチっ
サムルは焚き火で鹿の肉を焼いていた
グルルルッ
サムルは音のする方に弓を構える
小熊がクチャの外から顔を除かせていた
『(母熊は？)』
小熊は鹿肉をずっと見ていた
『これが食べたいのか？』
サムルは小熊の前に鹿肉を投げた
小熊は最初匂いを嗅いで警戒したがモシャモシャと食べ始める
『腹が減っていたのか』
グルルルッ
小熊は鹿肉を食べ終えると恐る恐るクチャの中へ入ってきた
そしてサムルの膝の上に登り体を丸くする
『お前お母さんが死んだのか？
今日は私がいるから安心して寝ろ』
小熊を隣で眠らせサムルは目を閉じた
父「サムル、俺達三人の約束事だ
よく聞いておけよ」
『わかった』
父「１つ、大事な人は必ず守り抜け
２つ、決して人を殺めてはならん
３つ、どんな奴でも困ってたら助けろ」
『悪い奴でもか？』
母「そうよ、
みんながみんな最初っから悪い人ではないの
悪い人は必ず何か理由があって悪い人になるのよ」
父「そうだ
人を助け人を愛すのが我々一族の決まりだ」
『…わかった』
父「はははっ！流石私達の娘だ！」
二人はサムルをきつく抱き締めた
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睡眠煎餅(プロフ) - 推し尊いさん» 喜んでもらえて嬉しいです！可愛い一面もありますよ！ (2022年2月26日 21時) (
レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い(プロフ) - 殆どの夢小説の作品、初めの辺りで造反組生かしてくれないのですが、逃がしてくれて本当に嬉しい.....嬉しすぎてコメント残しちゃった....サムルさんイケメンですね。 (2022年2月26日 1時) (レス) @page21 id: 83b850b061 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 睡眠煎餅さん» そうですよね、、、すみません厚かましくて。どのような作品でも応援しつづけますので！ (2020年10月12日 22時) (レス) id: 5b309f7450 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！！ (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» 変わりません！すみません…、名前は変えようかなと思ったんですがちょっと大変かなと思いまして (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠煎餅 | 作成日時：2020年9月6日 23時
