僕らの物語

ゆじまる×こぬ【*ChocoLateBomb!!】奈夢さんからのリクエスト作品 ページ48

こぬside

ｺﾂｺﾂｺﾂ

やっぱりついてきてる

数日前からこの調子だ

俺の後ろを女がついてきている

住所がバレると大変だから

ホテルに泊まっている

ホテルに着くと足音は止むが、

次の日レッスンに行こうとホテルを出るとまた足音がし始める

正直怖くて堪らない

本当はゆじを頼りたいが

ゆじにまで迷惑かけらんないし…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

こ「も、もしもし」

ゆ「あ、こぬ？今からこぬん家行っていい？」

こ「っ、、ごめん、それはちょっと…」

ゆ「え〜！何でよ、彼氏に見られちゃまずいものでもあんの？」

こ「いや、そんな事はないけど…」

ゆ「とにかく！こぬん家行くからね！」

こ「ちょ、、待っ」

ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ

切られてしまった

しょうがない

今日は家に帰るしかないのか

ｺﾂｺﾂｺﾂ

どうしよ…

撒くか…

ｻﾞｯ

女「ﾁｯ」

突如走り出した俺を追う事は出来ないと判断したのだろう

舌打ちをした後その場を去った

こ「はぁ、、何なんだよ」



家に着くとポストには大量の届け物やチラシがあった

特に何か考えていた訳でもなく

癖だろうか

ポストの中身をバッグに積めて

我が家に久しぶりに帰宅した

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ﾋﾟｯ

こ「今開ける」

ゆ「お邪魔しまーす」

こ「どーぞ」

ゆじを家にあげ飲み物を用意する

ゆ「何これ？」

ｶﾞｻｯ

こ「あー、見るの忘れてたんだよね」

ゆ「見ていい？」

こ「別にいいけど」

ﾋﾞﾘｯ

ゆ「ファンレターかな」

ん？

ファンレター？

まさかっ！

こ「読むな！！」

ゆ「何これ？…わっ！」

ゆじが大きな声をあげ手に持っていた物を投げる

恐る恐る見てみるとそれは女の髪の毛だった

こ「やっぱり」

ゆ「どういう事だよ」

こ「ファンレターが家に届いた事なんてなかったから」

ゆ「これ…」

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