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NIKI
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プロデューサーが退室して。
呆れたように息を吐きながら
こはくくんが言う。
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桜「…HiMERUはんがああ言っていた謎が解けたわ。」
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桜「そないなことをプロデューサーに聞いて、」
桜「ぬしはまた、何をやらかすつもりや?」
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勘の良いこはくくんは、僕とは違って
燐音くんの腹の内が
何となく見えているようで。
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燐「さっすがこはくちゃ〜ん、話が早いぜ」
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そんなこはくくんに向かって、
燐音くんは、パチンと指を鳴らした。
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燐「そうっすよ、燐音くん!」
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椎「この際っす!」
椎「何考えてるのか、はっきりさせてください!」
椎「そうじゃなくても今の僕たちは、副所長からの目にビクビクしながら生きてるんすからね!」
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「それはお前だけだろ?」
なんて言いながらも、
燐音くんは渾身のドヤ顔で。
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燐「副所長くんとあの美人ちゃん、」
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燐「確実に、“何か”ある」
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燐「俺たちに、周りに隠している“何か”が」
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燐「そこで俺っちは考えたわけよ」
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燐「だったらその“何か”を掴んで、」
燐「もっと俺たちらしく暴れよう、ってな!」
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椎「暴れる…?」
桜「…?」
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首を傾げる僕とこはくくん。
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Hi「…………、」
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対してHiMERUくんは、
腕を組んでずっと気難しい顔をしていた。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時