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???
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一方で、実はきちんと
閉じられていなかった副所長室のドア。
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その数センチの隙間を
仲良く縦並びで覗く3つの頭があった。
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椎「えっ…!?」
椎「り、燐音くんっ!?!?」
椎「一体全体、何を言っちゃってるんすかぁ…!?」
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桜「落ち着きぃ、ニキはん」
桜「しかしまぁ、確かに燐音はんも、」
桜「副所長に対してとんでもないこと言いよるなぁ…」
桜「ほんま、何を考えているのかさっぱりじゃ」
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Hi「何が『一端のギャンブラーの駆け引き』でしょうか」
Hi「HiMERUには、ただの天城の腹いせに」
Hi「副所長本人が巻き込まれているとしか思えません」
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当然、会話はひそひそ声。
部屋の中でのふたりのやり取りに
慌てふためく者もいれば、
呆れてしまう者もいた。
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桜「…にしてもこの写真、驚きやな」
椎「まさか副所長とAさんが〜って感じっすよねぇ」
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ふと、スマホを取り出したこはく。
その画面を下からニキも一緒に覗いた。
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“この写真”というのは、もちろん
燐音が茨に見せた
例のツーショット画像のことで。
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椎「ところで、HiMERUくん」
椎「どこでこの写真を?」
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Hi「それは…どこでもいいのです」
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ややぶっきらぼうに答えたHiMERU。
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視線はしっかりと
部屋の中へと向けられていた。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時