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YOU
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来客「突然の訪問、申し訳ございませんでした」
来客「改めまして、ご一考頂ければ幸いです」
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「はい、前向きに検討させてもらいます」
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1階の受付前で、イレギュラーの来客対応。
内容はこの会社の新商品CMに
ESのアイドルを起用したいという旨。
あいにく時間のない私は
ひとまず企画書類を預かった。
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佐「ノーアポの来客は断ってもいいんだぞ?」
「わざわざ来てくれてるんだし、そういうわけにもいかないでしょ」
「陣くんじゃあるまいし」
佐「お前、俺を何だと思ってんだぁ?」
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P機関のオフィスに一度戻り
その書類を陣くんに預け、
私はまたレッスン室のフロアに向かった。
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七「Aさんっ」
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ふと、後ろから茨くんの声。
振り返ってみると、
わざわざ駆け寄ってきて。
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「お疲れさま」
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「…どうしたの?」
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七「いえ、その、」
七「別にどうとかでないんですが…」
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「…?」
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キョロキョロと、目を泳がせる茨くん。
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私がまた「何?」と
首を傾げようとすると。
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七「少々こちらへ…!」
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「ちょ、」
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グイッと腕を引かれ、
丁度近くにあった自動販売機の
陰へと追いやられた。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時