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IBARA
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先日の電話のタイミングと
空気の読めなさ加減に、
俺は閣下へ“電話しばらく禁止令”を呈した。
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自己中心的な奴だと
罵り笑いたければ笑えばいい。
そもそも閣下が電話をしてくること自体
ツチノコが発見されるのと同じくらい
珍しいことなのだ。
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結局あの日だって…。
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七『アイアイ!』
七『閣下、いかが致しましたか!』
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乱【…………あ。】
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乱【ごめんね、茨】
乱【スマホを適当に触っていたら、間違えて電話を繋いでしまったみたいで】
乱【だからこの電話に特に意味はないんだ】
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七『…………。』
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もはや閣下からスマホを取り上げ、
余計なことをされないよう
キッズ用携帯でも
与えようかすら考えてしまった。
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あぁ。
あの時、閣下からの着信がなれば
俺はAさんと……。
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が、しかし。
過ぎたことを憂いても
何の足しにもならない。
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それにそんな憂いをも
払拭してくれることが“これから”ある。
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漣「ナギ先輩に理不尽なこと言ったわりには、」
漣「随分と機嫌が良いっスねぇ」
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時