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｡｡｡60 ページ12
YOU
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「にしてもやっぱり、外資系銀行のブラックカードって…」
七「まぁ、そこはいいではありませんか！」
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「アッハッハ！」と
隣を歩く茨くんが豪快に笑う。
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いや、店員さんもびっくりしてたじゃん。
と、心の中でツッコミを入れつつ。
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「あ、半分出すよ」
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改めて財布を取り出そうとすると
茨くんの手が伸びて来て、制される。
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七「結構ですよ」
七「本日は自分からお誘いしたのですから」
「毎回そっちから誘ってくるじゃん？」
七「まぁそうですがね」
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片眉をしかめる私に
「しかしながら、」と茨くんは続ける。
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七「仕事の話もしましたが、」
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七「あなたと一緒の時の自分は、」
.
七「やはり、“男”でいたいのですよ」
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作者名：じまさき | 作成日時：2020年10月18日 16時
