。。。59 ページ11
IBARA
−−−−−
.
七「ところで、」
七「今日はいかがでしたか?」
.
「へ、」
.
.
食後の紅茶を嗜んでいたAさん。
少し間の抜けた声を出したが。
.
.
七「Crazy:Bとのミーティングですよ」
「あぁ、」
.
すぐに俺の言いたいことを察したようだった。
.
.
七「また何か粗相があれば、自分が注意致しますので」
.
「そんなことなかったから大丈夫だよ」
「みんなちゃんと話も聞いてくれてたし」
.
.
Aさん的には、今日の
ミーティングは及第点だったらしく、
“以前のような顔”をされることもなく
俺は内心ホッとした。
.
.
.
「そろそろ行こっか」
七「えぇ」
.
.
自身の腕時計を見て
席を立つAさんに俺も続いた。
.
キャッシャーの前で財布を取り出す
Aさんよりも先に
俺は自分のクレジットカードを
店員に差し出す。
.
.
「ちょ、何してんの」
七「ここは自分が」
「いいってば」
「ていうか、高校生がクレジットカード出さないの」
七「別に違法ではありませんし、」
七「自分、キャッシュレス派ですので現金を持ち歩いていないのですよ」
「…………。」
.
.
そのまま店員に「これでお願い致します」と
念押しで差し出し受け取ってもらった。
.
.
また、Aさんも会計で揉めるのは
みっともないと思っているので、
支払いが済むまで待ってくれて。
.
.
「…ありがとう」
.
.
少々不満そうではあったが、
店を出てから、そう言われた。
.
.
585人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時