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日が暮れる頃、屋敷に着いた。中から音がする…この音は…兄さんと姉さんと輝利哉達と…柱の皆さん?
何で柱の皆さんが…
そんな事を思いながら中に入ると、皆の大声が耳に響いた
全「「「A/ちゃん!鬼殺隊入隊!おめでとう〜!!」」」
キーン…と耳鳴りがする。声デカすぎ…
あまね「今日のご飯は私とカナエさんが作ったのよ」
姉さんとカナエが…食べれるかな…
カナエ「やっぱり私は作らない方が良かったかしら…食べられないかもしれないし……」
此処に居る柱の皆さんは、私の生い立ちや事情を知っている
だから無理に追求しない。優しくしてくれる。でも信じられない私に嫌気がさす
『イヤ、食べる。カナエと姉さんが作ったなら…食べれるよ』
カナエ「無理はしなくていいのよ?」
『無理はしてない。早く食べよう?お腹すいたから』
そう言って席につく。皆で声を会わせて挨拶し、私も煮物を口にした
柱の皆さんも食事をしながら私の方を見つめている。食べにくい…
『……おい…しい…』
カナエ「良かったわ〜!!お腹すいてるのよね?まだまだあるから沢山食べてね!」
カナエはどんどん私の取り皿に盛っていく
『こんなに食べられない…』
少し困っていると兄さんから声がかかった
輝哉「また一歩、前に進めたね」
『…けど…こんな良くして貰ってるのに、私は…』
輝哉「少しずつで良いんだよ。時間は沢山あるから、焦らなくて良いよ」
『…うん』
その日は夜明け近くまでお祭り騒ぎだった
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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年1月31日 18時