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28 - 高2 ページ29





ちーちゃんと付き合うって自分で決めたのに…



大貴「へぇ…」


琴音「そうだったんですか!!素敵です!」



いざ大ちゃんの前で宣言されると辛くて、その表情を見ることは出来なかった。



ただ一言、



良かったな… って大ちゃんは言った。






良かった?






思わず顔を上げた。





微笑んでる大ちゃんと目が合う。
でも瞳はなぜか潤んでいて今にも泣きそうで…





なんでそんな顔するの…



涼介じゃなかったのかよ〜、とかふざけてよ…







もし保健室であの時、「好き」って伝えたらなんて返した?





分からないことだらけ。



これから私達どうなるの。



視界には大ちゃんの腕を掴んでぴったり身体をくっついている琴ちゃん。





侑李「あ〜もう…最悪…」



ちーちゃん改め…侑李がだるそうにお弁当を片付けるのを見届ける。



侑李「紗奈、余計な発言控えて。
伊野ちゃんには言ってもいいけど」


紗奈「え?ダメだった?」









廊下で待ってる大ちゃんと琴ちゃんの所に歩いていった、ちー……じゃなくて、侑李。



近過ぎ…、って琴ちゃんを大ちゃんから引き剥がして間に入った。



これ体育祭の時も見たな。部活対抗リレーの時。



きっと部活中もこのやりとりが行われてるんだろう…








心配そうに私に視線を移して、



侑李「大丈夫だから…」



不安で押しつぶされそうだった心に、その言葉が染み渡っていった。









侑李……ありがとう…









体育祭が終わった後は本当にあっという間だった。








サッカー部の練習がない時は侑李と一緒に学校行って帰ってしてたけど、昔から仲が良かったから親には付き合ってることはバレなかった。





大ちゃんはいつも通りに接してくれた。



朝から家にきて朝ご飯食べたり、突然来て私の部屋で漫画読むとか…当たり前のようにやってたことはやらなくなってた。



彼氏である侑李のことを思ってそうしてくれたんだよね。



そうこうしているうちに夏休みに入ってしまった。







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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 知念侑李   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もちもち | 作成日時:2019年7月19日 0時

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