二人のゲーム

34　ヤンデレ2ver ページ38

雄太Side

うーん……

ここはこう……して……

で、これをこうしたら……

………出来た

『はぁ……』

最近、自分に自信がない

理由はきっとAのせい

Aと話している時に何処か近づきたい思いがあって

少し踏み込みたいのに

Aは気付けば遠いところにいる

Aの隣にいる男子が許せない……

あんなに無邪気に話しかけて…仲良くなって…

俺は……近づくのに沢山の時間を……！！

……あれ？時間って掛かってないよな？

すぐに恋に落ちて……それで……

ｐｒｒｒｒ…

あっ、Aの番号だ…

『もしもし、雄太ですが……Aさん？』

A「あーうん、あのさ、今話したりしても大丈夫？」

……周りでざわざわしている

なんで一人っきりじゃない？

二人の約束で電話する時は部屋で一人の時って……

A「あ、ごめんね？ダメだ……よね」

え？だ、ダメじゃ……

『え？い、いやいや！あ、えっと……すみません、考え事をしていて…』

ダメだ……完璧でいたいのに……何やってるんだろ…自分

A「あっ、それ最近発売されたパズル…ゲーム？」

Aは自分が想像していたのとは全然違う返答がきた

『えっと…そうですね、気になったので遊んでいたのです』

A「あーいいなぁ私もそのゲームが前から気になってたから今度貸してー」

『ええ、いいですよ』

そう言うとAは嬉しそうに

A「それでさー？今度海に行くんだけど、雄太も一緒に行かない？」

！……ふっ……ふふっ…二人っきり…デート…

『海…Aと………二人で……ふふっ…いいですよ、是非行きたいです』

A「うんーじゃあ、また後日連絡するーじゃあね〜」

ふふっ…久し振りにデートですね

35→←33　ヤンデレ2ver

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す