二人のゲーム

14 ページ15

『財布よし、鞄よし、携帯よし、鍵よし…』

さて、行くか

そう思い、ドアを開けると

どんっ

……？

ドアを開けると

『……なにこれ』

そこには大きめの紙袋があり、

紙袋の中に大量の漫画が入っており、玄関前に置かれていた

明らかに私の家の前に置かれているし

家の中に入れることにした

一つ一つ取り出すと…

一輝と話していた漫画のシリーズの

通常版、初回限定版、数量限定版

すべてが入っていた

『……は？』

いらないと言ったのに何なんだ、本当に

もうないかなと思い、手を突っ込ませると

少し厚い封筒が入っていた

それを開けてみると…

『…１.２、３……９、１０…万円…！？』

手紙も入っており



Aへ

お小遣いがきっと足りないんだよね

少し足りないかもしれないけれど

足りなくなったらいつでも言ってね

いくらでもあげるから

一輝




いやいや…お母さんかよ

でも…この金額を貰っていい金額ではない

予定変更だ

今からあいつの家に行こう

こんなに貰ったら流石にダメだ

そう思い、取り出した漫画や封筒を紙袋に戻し

前に友達から聞いたことのある一輝の家に向かう


……今思えば、なんで友達は一輝の家を知っているんだ

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す