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Aside
禁書室であの文献を見つけてから早1週間。
3人だけでは、ちょっと厳しくなってきたんだ。
この狭い＿＿といっても膨大なんだが＿＿図書館と禁書室だけでは、わからないことも多い。
それに、麒麟についての文献はどれもこれも古くて、虫食っている部分も多い。
これかもしれない、という文献や本があっても、読めないのが大半だった。
つまり行き詰まったわけで。
os「で、俺のとこに来た、と」
オスマンが私たちの前で足を組んだらしい。
空気が少し揺れた。
紅茶の匂いが緩く空気を染め上げる。
この人は外交官で、色んな国に行ってるから、もしかしたら知ってる事があるかもしれない。
なんてエーミールが言うから来たんだが。
os「で？何が見つからないめう？」
『実はだな…私は麒麟なんだ』
はぁ？って顔された。
当たり前だな。
私は少しずつ、オスマンに打ち明けた。
私が麒麟であることや、今までわかっていること。
os「いやいや…そんな話誰が信じるって言うん？証拠は？」
流石は外交官。
話だけでは信用してくれないか…
『ゾム』
zm「うん？」
私の後ろに立っていたゾムに声をかける。
そっと肩に手を置かれて、ここにいると主張された。
『フード、駄目か？』
zm「………包帯じゃあかんの？」
『カラーコンタクトだと言われてしまえばそれで終わりだろう』
ゾムが溜息をついた。
私は深く被ったフードを脱いだ。
オスマンとエーミールが息を飲むのがわかる。
『これが、証拠だよ。オスマン』
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魚(プロフ) - miiさん» はう...！ありがとうございます…！ (2020年10月26日 16時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 私がこの世界に入り、最初に見た作品が魚さんの作品でした！とても面白く、今でも大好きです！この話が完結したら活動休止するのはさみしいですが、これからも頑張って下さい！ (2020年10月23日 16時) (レス) id: fea92a175e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 麻痺さん» ありがとうございます！今しばらくお待ちください… (2020年8月23日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
麻痺 - 好きすぎる！更新楽しみに待ってますー！ (2020年8月22日 2時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - アカツキさん» ありがとうございます〜！ (2020年7月7日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年2月17日 9時
