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zmside
zm「俺の姉ちゃんや！」
要塞に帰ってすぐグルッペンのとこに行く。
ちなみに姉ちゃんはまだ俺の腕の中。
姉ちゃんは包帯で目を隠しとるから、他の五感が鋭い。
ここは知らない匂いがするから緊張しとるんやろ。
なんとなく震えとった。
でも自己紹介してもらわなあかんから、そっと下ろした。
恐る恐るつま先から足をつけ、不安そうに俺の腕を掴んでくる。
あれ？
俺の方が年下よな？
グルッペンとトントン、オスマンの3人が見つめる中、姉ちゃんが口を開いた。
『ぁ……えと……Aだ…一応…ゾムの姉だ』
tn「一応ってなんやねん」
トントンが警戒心を隠しもせずにそう突っかかる。
オスマンも笑ってはいるものの、目が笑ってへん。
グルッペンだけは面白そうに笑っとった。
zm「姉ちゃんと俺はホントの姉弟ちゃうねん。昔拾ってもらったんよ」
『……』
少し苦しそうに眉を寄せて揺れる姉ちゃんの肩を抱いた。
大丈夫、と肩を優しく撫でる。
zm「姉ちゃんは遠くの山で住んでたんやけど、山火事で燃えちゃって。住むとこないからここに置いてやって欲しいんやけど」
os「俺はええと思うめう〜」
tn「……グルさん次第ちゃう？」
トントンはこういう手の話に弱いから、最終的には許してくれる。
gr「いいゾ。ただ、その包帯の下を見てみたいんだが」
zm「や…それは…」
『………っ…えぅ…っ…』
姉ちゃんがいきなりしゃがんでえずき出した。
3人が慌てて立ち上がって、しんぺい神に連絡いれてくれたり、桶持ってきてくれたりする。
tn「おい、大丈夫か？ゾム、お前の姉ちゃんどないしたん」
zm「あ…………まって、離れて」
姉ちゃんの背中を撫でてくれてたトントンを突き飛ばすようにして、姉ちゃんを抱き抱えた。
飛ばされたトントンをグルッペンが止める。
os「な、なにやって」
zm「すまん、説明は後！」
俺は総統室を飛び出した。
そういや、あの3人はあかん！
染み付いた歴がちゃうんやもん。
医務室に向かう途中で、走ってくるしんぺい神と行きあった。
sn「その子！？」
zm「せや！」
2人で医務室に走って、横たえた。
水を飲ませてやると、なんとか落ち着いてくれた。
…すっかり忘れとった…俺の匂いだけ消してもあかんよな
sn「…この子がゾムのお姉ちゃんなんだね？」
zm「せや」
姉ちゃんの、深く被ったフードをずらさないようにして頭を撫でる。
なるべく額に触らないように。
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魚(プロフ) - miiさん» はう...！ありがとうございます…！ (2020年10月26日 16時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 私がこの世界に入り、最初に見た作品が魚さんの作品でした！とても面白く、今でも大好きです！この話が完結したら活動休止するのはさみしいですが、これからも頑張って下さい！ (2020年10月23日 16時) (レス) id: fea92a175e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 麻痺さん» ありがとうございます！今しばらくお待ちください… (2020年8月23日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
麻痺 - 好きすぎる！更新楽しみに待ってますー！ (2020年8月22日 2時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - アカツキさん» ありがとうございます〜！ (2020年7月7日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年2月17日 9時
