（7） ページ14
我々国要塞に急いで帰った。
「鬱幹部に、敬礼！」
門衛が"無能"さん＿＿鬱先生に敬礼をする。
ひらひらと手を振りながら要塞内に入ると、下級兵士達がばたばたと忙しなく動き回っている。
kn「お！大先生！帰ってきてたんか！」
とりあえず喫煙所にいって、ここ数日味わえなかったニコチンを摂取せねば。
そう思って喫煙所に行くと、コネシマが楽しそうに紫煙をふかせていた。
どこに行っててん、と聞いてくるコネシマに、西の森だと答えてキャスターを取り出す。
kn「西の森？なんでそんなとこに行ってたんお前。今あそこ危ないやろ」
ut「そうなん？てか今なんで皆こんなに慌ただしいん」
kn「そらお前、戦争が始まるからやろ！」
きらきらと目を輝かせるコネシマに、つられて大先生も目を輝かせた。
最近めっきり戦争などしていなくて退屈だったのだ。
書類も珍しく終わっていて、城下町におりて何か面白いものがないかとふらふらし、西の森にたどり着いていた訳なのだが。
なんでも西の方のγ国から宣戦布告されたらしく、その準備中らしい。
γ国との国境には広大な森があるのだが、γ国はそれをすべて焼き払うつもりらしい。
あの森には多くの動物や、国固有の植物、貴重な薬草などが生えているため、我が国としてはなんとしても阻止したい。
ut「ってことは森の中で戦闘って事やな？」
kn「ま、そういうことやな。ちなみに出陣あと1時間後やから」
ut「1時間後ぉ！？」
煙草が変な所に入ったらしく、激しく咳き込んだ。
嫌だ嫌だとごねながらもコネシマに引きずられて戦場に出た。
しかも今回はトントンとツーマンセル。
サボる事など出来まい。
tn「とりあえず森の中に誰かいたらあれやから探しに行こか？」
ut「そうしよか？」
手元のナイフを弄びながら、そういえばあのぽやぽやした少女は大丈夫だろうかと考える。
突然、さほど遠くない場所から悲鳴が聞こえた。
トントンと顔を見合わせて悲鳴が上がった方に駆け出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「軍パロ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コレット(プロフ) - みどりさん» うあー…ありがとうございます！え…めっちゃ嬉しいです！ (2020年2月14日 8時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
みどり - いや、、、プロかあ(語彙力)鬱先生が簡単に一途にならんとこも好こやわ、やば、すご (2020年2月14日 7時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - 小豆さん» はぅぁぁぁ…！ありがとうございます！プロじゃないけど頑張ります！ (2020年1月16日 19時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 新作おめでとうございます！プロですね！（？）頑張ってください！ (2020年1月16日 18時) (レス) id: ed27267b4a (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - あめさんさん» まじですまじです！寧ろ毎作でコメント頂いてて、めっちゃ嬉しいのでもっとがんがん送り付けちゃって下さい！ (2020年1月14日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月14日 18時
