花魁は獄卒になるようです【2】

目覚めは良好 ページ13

平「A！」

そんな声で目を覚ます

『平腹……あれ？私』

横から二人に抱き締められる

佐「よかったぁ！！」

『ごめん、ありがと』

すると私はあることに気付いた

『あれ？亡者は？』

佐「もう連行したよ」

『あ、そうなの』

仕事が早いなこの二人は

私は抱き締められる暖かさに顔が綻んだ

『さて、帰ろうか』

佐「そうだね」

平「腹へったぁー！」

そんなことを言いながら私達は館へ帰る

佐「あ！」

『どうしたの？』

佐「Aって結局俺と平腹どっちが好きなの？」

平「そーだそーだ！」

『え……？』

そうだ

すっかり忘れていた

『わたしは』

二人の腕を抱き締めた

『二人供だぁーいすき！』

佐「Aらしいね」

佐疫はそう言って笑った

気付いていたんだ *佐疫視点→←貴方は私の________

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