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JK「A、少し座らない?」

日が少しだけ落ちた頃、俺たちは旅館に戻る途中にある小さなベンチへ腰掛けた。


JK「ああ、ごめんね。こんなに冷えさせて…寒かっただろ」

Aの白い頬を両手で包むと、Aはそっと目を閉じた。

「ジョングクの手、暖かいね。」

うっとりとした表情に、思わずそのままキスをしたくなった。

JK「A、そのまま10秒だけ目をつぶってて。あ、デコピンとかはしないから」

クスクスと笑いながら、彼女は「じゃあ10数えるね」と頷いた。




「…9、10、開けるよ?」

JK「うん。どうぞ」

目を開いた彼女は「何かしたの?」と周囲を見渡した。

きょとんとしているAに、俺は自分の首元に指さした。

「え…、うそ、これって…」

JK「うん。前一緒に見たネックレスだよ」

Aの首元には以前アクセサリーショップのショーウィンドウに飾られていたplanetが輝いていた。

JK「やっぱり、よく似合うね。Aにどうしても付けて欲しかったんだ。」

「そんな…嬉しいけど、高かったでしょう…」

申し訳ないといいそうな顔をしていた彼女の両手をぎゅっと握った。

JK「これは、俺からの贈り物。いつも会えなくて寂しい思いをさせているから、せめてこれくらいはさせて」

真剣な面持ちで答えると、Aは観念したらしくありがとうと頷いた。

「とっても嬉しい…あ、夕方から商工会があるから早速このネックレスつけていくね。」

JK「え!A、夜いないんだ…」

一緒にご飯を食べれると楽しみにしていたので、かなり落ち込んだ。

「ごめんね。会議が終わって軽く立食パーティーがあるから、戻りは8時ごろになると思うわ。」

帰ったら一緒にお風呂入りたいと言ったら、「もうっ!」と結構強く叩かれた。








JK「これじゃいつもと変わらないじゃないですか」

葉月の夕食はやはり格別だ。

秋の食材をふんだんに使った懐石料理を、俺たちは黙々と食べていた。

TH「違うだろ、ここは旅館なんだよ」

JM「テヒョナ、ジョングクはAちゃんがいなくて寂しいって言ってるんだよ」

TH「なるほど〜。いつになく素直だねジョングガ!」

JK「テヒョニヒョン、それ食べないんだったら下さい」

TH「あ〜!ジョングガごめん、謝るから肉返して〜」

テヒョンの必死な顔に思わず笑ってしまった。

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あーちゃん(プロフ) - とりま最高 (2019年10月10日 16時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 愛(サランさん» ありがとうございますm(_ _)m 次回作もお楽しみに…笑。 (2019年3月21日 16時) (レス) id: 6fb3a64d96 (このIDを非表示/違反報告)
愛(サラン(プロフ) - お、おわり、、 めちゃくちゃ面白かったです!ありがとうございました!次もあるなら待ってます!お疲れ様でした (2019年3月21日 14時) (レス) id: bbbfbb5774 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 凄い面白いです!更新頑張って下さい! (2018年12月17日 15時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます。頑張ります♪ (2018年12月6日 14時) (レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2018年9月14日 15時

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