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MN「本当に、助かりました。ありがとうございます。」

マネージャーさんと名刺交換をしていた私に、ジミンが駆け寄って来た。


JM「あ、Aちゃん!俺もカトク交換しようよ」

TH「ジミナー俺も〜!」

後ろから、他のオッパ達からも声が上がったので、なんならグループライン作ればいいんじゃないかとユンギから意見が上がり、そうすることとなった。


まだカトクを使いこなせれる自信がない私は、「お返事するの遅れると思いますが、嬉しいです」というとジミンが抱きついてきた。

JM「何この可愛い子!マネヒョン、Aちゃん連れて帰っていい?」

JK「ヒョン、同感です!というか、なにさりげなくA抱きしめてるんですか。」

ジョングクはジミンの手を押しのけて私を抱き寄せた。

周りの皆が「お熱いですね〜」とからかってきて恥ずかしかったので、私は話を変えようと手を叩いた。

「そうそう、皆さん少しですがお土産を準備したんですよ。」


籠から取り出したのは、今朝方縫ったハンカチと小さなメッセージカードだった。

「私が刺繍したものなんですけど…この紫陽花を見て、この旅館を思い出してくれたらと思って作りました。」

それぞれ色合いの異なる紫陽花の刺繍は、みんなのカラーをイメージして縫ったものだ。

こんな素敵なプレゼントをもらえて嬉しいよと、皆言ってくれたことに作った甲斐があったと感じた。

JN「お礼をしたいのはむしろこっちの方なのに、最後まで気を遣わせちゃったね。Aちゃんは俺たちの大事な妹みたいな子だから、これからもよろしくね。」

YG「ソウルに来る時は連絡しれよ。迎えに行くから」

皆、まるで本当のお兄ちゃんのように見えてきた。

「ありがとうございます。本当、妹思いのいいお兄ちゃん達みたいですね。私は、また皆さんがこの旅館へ足を運んでくださるのを楽しみにしています。」



そろそろ行くぞと、マネージャーからの呼びかけがあり皆荷物を持った。

TH「また来るからね。みんなで絶対来るから、忘れないでね」

テヒョンとジミンから軽い抱擁を受けた私は、少しだけ泣きそうになった。


忘れるわけがない。

こんな素敵な思い出をたくさんくれた人達のことを、忘れるわけがなかった。



JK「A」

愛しい人の呼ぶ声が、私を包み込む。

JK「泣かないで、A。また会いに来るから…あまり、無理をしちゃだめだよ。」

私の顔を覗き込んだ彼は、私の額に唇を落とした。

「うん、また会おうね」

それまで、どうか元気で…。

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あーちゃん(プロフ) - とりま最高 (2019年10月10日 16時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 愛(サランさん» ありがとうございますm(_ _)m 次回作もお楽しみに…笑。 (2019年3月21日 16時) (レス) id: 6fb3a64d96 (このIDを非表示/違反報告)
愛(サラン(プロフ) - お、おわり、、 めちゃくちゃ面白かったです!ありがとうございました!次もあるなら待ってます!お疲れ様でした (2019年3月21日 14時) (レス) id: bbbfbb5774 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 凄い面白いです!更新頑張って下さい! (2018年12月17日 15時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます。頑張ります♪ (2018年12月6日 14時) (レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2018年9月14日 15時

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