検索窓
今日:29 hit、昨日:5 hit、合計:292,178 hit

22 ページ22

「ジョングク…みんなが待ってるから、そろそろ行こ?」

あれから、ずっと私を抱きしめて動かないジョングクに声をかけた。

JK「うーん…もう、ずっとこのままでいたい。体が離れないから無理。」

本当に、この人は恥ずかしいことをさらっと言ってしまう。

これがアイドルなのだろうと、いたずらが過ぎる彼に仕返しをした。


JK「っ…!」


私は、彼の首筋に触れるだけのキスをした。


「もう、私が男を知らないからってからかわないでよね。私だって、、、ひゃっ!!」

一瞬目を見開いたジョングクは、バッと身を起こして私のうなじに手を回した。

JK「A…、やるなら、ちゃんとやらないとダメだよ」

そう言って、彼は私の首筋に吸い付くようなキスをした。

ピリッとした感覚に、思わず声が漏れそうになる。

彼の舌が動くのを地肌で感じ、ゾワゾワとした感覚が下半身から湧き上がってきた。

「…っ、ご、ごめんなさいっ…変になっちゃうから、」

耐えられず、彼の肩をトントンと叩いた。

JK「はぁ…変になっちゃうからって、A…無自覚でしょ…」

ジョングクはそう言って私をそっと抱きしめた。

背中をとんとんと、優しくあやすようにする仕草に、高揚していた気持ちが徐々に落ち着いてきた。

JK「ごめんね、みんなの所に行こうか」

本当は、ずっとこうしていたかったと言えるはずもなく、私は頷き花火の入ったバケツを手にした。









花火は幸い湿気っておらず、綺麗に火花を放っていた。


YG「おいテヒョナ!俺に向けるな!」

TH「ユンギヒョン、花火鬼ごっこしようよ。ユンギヒョンが鬼ね!」

YG「なんでだよ!おいジョングク、お前が鬼な。」

JK「ちょ、ヒョン!何ですかいきなり、ってあっつい!テヒョニヒョンー!」



まるで幼い子供のように駆け回る彼らに、縁側で座ってマネージャーとお酒を飲んでいたレンは「ガキだな〜」と笑っていた。



「ちょっと、オッパ達〜!怪我しちゃうから危ないことはやめて下さいねー!」

夜なのにこんなに騒がしくていいものかと思いながらも、たまには良いよねと私は持っていた線香花火に火をつけた。


控えめに瞬く光は、しばらくするとあっけなく落ちて消えてゆく。

その光景が懐かしく、2本目に火をつけようとした。

JM「それ、綺麗だね」

上から降ってきた声に、私は顔を上げた。

「ジミンオッパ…これは線香花火といって、日本では愛されている花火なんですよ」

JM「なんか、儚いね」

私の横に屈んだジミンは「Aちゃんさ…」と声をかけた。

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (271 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
968人がお気に入り
設定タグ:ジョングク , 日本人 , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あーちゃん(プロフ) - とりま最高 (2019年10月10日 16時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 愛(サランさん» ありがとうございますm(_ _)m 次回作もお楽しみに…笑。 (2019年3月21日 16時) (レス) id: 6fb3a64d96 (このIDを非表示/違反報告)
愛(サラン(プロフ) - お、おわり、、 めちゃくちゃ面白かったです!ありがとうございました!次もあるなら待ってます!お疲れ様でした (2019年3月21日 14時) (レス) id: bbbfbb5774 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 凄い面白いです!更新頑張って下さい! (2018年12月17日 15時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます。頑張ります♪ (2018年12月6日 14時) (レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆき | 作成日時:2018年9月14日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。