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水を飲んで少し酔いを覚ました後、私はお風呂に浸かった。
「はぁ…」
ちゃぷん。
水安保の湯は格別だと、毎日入っているがいつも思う。
１日の疲れが全身から滲み出る感覚に、私は息を吐いた。
今日は怒涛の１日だったと思う。
久しぶりのお客様っていうこともあるけど、まさかあの防弾少年団が来るとは夢にも思っていなかった。
かといって、曲を少し聞いたことがあるだけでメンバーのことはよく知らなかったので、今日初めてそれぞれの名前を覚えたのだが。
「トンネルが開通したら、みんな帰っちゃうんだよね…」
賑やかで楽しかったせいか、彼らが帰る日がとても寂しいと感じた。
お風呂から上がり、コットン製の浴衣に着替えた私は苦しくないよう帯を少し緩め、浴室を後にした。
少しだけ館内の掃除をし、談話室のソファーに腰掛けた。
最近は、ここでお気に入りのアロマを焚いてカモミールティーを飲むのが日課となっており、たまに常連のお客様と夜通し語りあうこともあった。
今日は、少し酔いがあるせいか、昨日読んだ本の続きを読もうとしても瞼が重くなるだけだった。
少し喉が渇き、隣でぐっすり寝ているジミニヒョンを起こさないよう部屋を出た。
廊下はほんのり明かりがついており、館内は静まり返っていた。
ぱたん…
何かが落ちる音がして、俺は音がした方へ向かった。
JK「あ…」
そこには髪を下ろした彼女が、スースーと規則正しい寝息を立てていた。
俺は、彼女の足元に落ちていた本を取った。
そういえば、初めてあった時もこうして本を拾ったんだっけ…
Aの隣に腰掛け、すやすや眠る彼女の頬にいたずら心でキスをした。
柔らかいほっぺが気持ちよくて、もう一度ちゅっとすると、くすぐったいのかAは少し身じろいだ。
JK「A、ここで寝ると風邪ひくよ。」
耳元で囁くように声をかけると、彼女のまつ毛が微かに震え、ゆっくりと開いた瞳が俺を見つめた。
「ジョン、グク…？」
Aはゆっくりとした動作で、俺の手を握った。
JK「部屋まで送るよ。立てる？」
俺の手に引かれるようにして立ち上がった彼女は少し間をおいて口を開いた。
「私たち、もしかして、どこかで会った…？」
Aの、まっすぐ見つめる瞳に俺は動揺した。
JK「そうかもしれないね」
今は、そう答えるのが精一杯だった。
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あーちゃん(プロフ) - とりま最高 (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 愛(ｻﾗﾝさん» ありがとうございますm(_ _)m 次回作もお楽しみに…笑。 (2019年3月21日 16時) (レス) id: 6fb3a64d96 (このIDを非表示/違反報告)
愛(ｻﾗﾝ(プロフ) - お、おわり、、 めちゃくちゃ面白かったです！ありがとうございました！次もあるなら待ってます！お疲れ様でした (2019年3月21日 14時) (レス) id: bbbfbb5774 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 凄い面白いです！更新頑張って下さい！ (2018年12月17日 15時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます。頑張ります♪ (2018年12月6日 14時) (レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年9月14日 15時
