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何度も訪ねるうちに

何度かせんちゃんと二人きりんなって

二人して一言も喋らへんと過ごす時もあれば

めっちゃ話す日も出てきた


あの日も

店の照明は消して

二人っきりで俺が持ってったビールと叙々苑の焼肉弁当一緒に食いながら


「ここは芸能人や無くて本物の大倉忠義でおれるから楽や」

って言うた俺に


「本物の大倉忠義って何?」

って聞いてきて


「子供って呼ばれる頃から頑張ってきて」

「ずっと」

「芸能人で関ジャニで」

「そうやって色々考えて努力してきた」

「それ全部が今ここにいる大倉忠義じゃないの?」

って

最後の肉を口にほりこんだら


「そこに本物とか偽物とかあるの?」

って

俺の顔を真っ直ぐ見て聞いてきた


「そやかって」

「俺かて30過ぎた男やのに恋人おる事すら認めへん言われんねんで?」


「アイドルやから言われたそれまでやけど」


「普通に飯食うんに順番待ちしとるだけで写真撮られて」

「着とる服がどこのブランドでいくらのやつやまで調べられて」

「そんなん芸能人やなかったらありえへんやん?!」

「何よりも!」

「言いたい事もほんまの事も言えへん!!」



って声荒らげた俺から視線をテーブルに落としてしもた

7→←5



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作者名:UTA | 作成日時:2019年5月15日 15時

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