偶然出会ってデビューしたんだけど8

・ ページ24

ｰパティシエじゃん
ｰ見たい！
ｰこの子の作れないものが知りたい




加「龍に作れないものってあるんですかねぇ」

花「まだ食べた事ないけど、ご飯も美味しいんでしょ？」

加「自分が食べたかったからって理由で、パエリアもビーフストロガノフも作りますからねぇ」

花「今度料理教えてぇ」

『いいよぉ。茶碗蒸しでも作る？』

加「今食べたいんだな？」

『んふふ、食べたい』




ｰビーフ…ストロガノフ
ｰ作れないものないんじゃね？
ｰ茶碗蒸しって作る難しいよね




『いや、さすがに作れないものもあるよ？』

花「例えば？」

『和菓子とか』

加「え、和菓子？」

『団子とかは作れるけど練り切りが作れない』




ｰまさかの練り切り
ｰそれ以外は作れるってこと？
ｰ料理の方は？




花「料理の方は？って聞かれてるけど？」

『料理…高級レストランで出てくるような、なんとかのなんとか添えみたいなのは、さすがに無理かなぁ』

花「そんなもん全員無理だろうがよぉ！家庭料理！！」

『ない、かも？』

加「筑前煮を作れる時点で作れないものは無いんじゃないですかねぇ。ほら、和食が作れればなんでも作れる。的なのありませんでしたっけ？」

『そうなの？だったらなんでも作れるわ』

花「ほんと何なのこの子」



ｰ筑前煮ってめっちゃムズいよね…
ｰえぐい
ｰ龍ちゃんの前職って板前か何か？




加「龍の前職聞かれてますよ。板前？って」

『んはは！板前じゃないよ。収入いいけど、その分激しくて辛い仕事だったなぁ。人見知りなのに、接客業だったし』

花「え、何その仕事。えrいのしか思いつかないんだけどぉ」

『変態』

花「あﾞあﾞ！そんな蔑むような目で！男の子なんだから仕方ないだろうがよ！」

加「あーあ」




ｰ激しい接客業はえrしか思いつかんて
ｰ男の子だもんねぇ
ｰAVとか泡系しか思いつかん




『変態どもめ』

花「罵られて喜んでる自分がいる」

『兄さん、パパがキモイ』

加「場所替わるか？」

『替わって』

花「パパ泣いちゃう」




ｰもっと罵ってください
ｰコメント欄にも変態いる
ｰ女だけど罵ってほしい




『あ、そろそろ時間だって』

花「もう終わり！？」

加「ほんとだぁ。もう1時間たってますね」

花「やだぁ、まだ終わりたくないぃ」

『みんなまたねぇ、バイバイ〜』

加「ご視聴ありがとうございました」

花「ねぇ、やだぁ」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
配信を終了しました

Twitter→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す