約束【神威】 (ページ6)

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2話ページ6

Aside

用意が終わって、阿伏兎の部屋の前まで来た

コンコン

「阿伏兎？生きてる？」

ガチャ

「おぉA。すまねぇな、昨日連絡出来なくて」

扉が開いた時、いつもの阿伏兎が部屋から出てきた

「おはよう、阿伏兎生きてたの、良かった」

「なんで俺勝手に殺されてんの？
まぁいい、昨日の夜中に元老のジーさんから呼び出しくらってよォ。至急 “ 仕事 ” 頼まれたって理由だ」

「夜中に…でも急にどうして？」

「さぁなァ、ジジィ共が考えてる事なんか分かりたくもねぇよ。春雨にとって邪魔な星だったとかじゃねぇか？」

やっぱり上が考えてる事はいつも分からない
まぁ、考えるだけ時間の無駄だろうけど
……お腹すいたな。

「そっか。その話はまた後でするとして、取り敢えず朝ごはん食べに行こう？神威は先に行ってるよ」

「ほぉー、珍しいねェ。団長がこの時間に起きてるなんて余程楽しみだったんだろう」

「そうだね、凄く嬉しそうだったよ
こう、アホ毛がぴょこぴょこって」

阿伏兎に、神威のアホ毛の動きを真似して見せた

「そうそう、団長はわかりやすいからな」

「うん、でもそういう所が神威らしくて良いと思うの」

「はいはい。お前さんらほんとに付き合ってねェのか？」

「神威の事は好きだけど、そーゆうのじゃないと思う。神威もきっとそう思ってるよ」

「…そーかねェ」