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side赤
机に並べられたオムライスとサラダは1人分で、自分の分は作っていないらしい。
家の中を見渡せば、まだ畳まれていない、取り込んだだけの洗濯物やソファに投げられたままのジャケット。
綺麗好きできちんとしてる翔太に似つかわしくないものばかり、本調子でないことは一目瞭然だ。
「蓮、オムライス自分で食べられる？」
「うん！れんできるよ！」
「ん、良い子。困ったらすぐに呼んで良いからね」
はーい！と元気のいい挨拶をして食べ始めた蓮を確認してから、目の前の気まずそうな翔太に目を向ける。
相変わらず顔色は最悪なのに、頬は少し赤くなっていて、熱が高いんだろうなあ、って考える。
「しんどくなったら頼ってって言ってるでしょ？」
肩に手を置いてそう言うと、またもや気まずそうに下を向いた。
その姿はどうにも弱々しくて、こいつは俺が守ると誓ったことを思い出す。
「ソファと寝室、どっちがいい？」
「...しんしつ、」
蓮に弱っている姿を見せたくないのか、小さくそう呟いた翔太を、寝室へ誘導する。
...が、一歩踏み出した瞬間。
今まで張り詰めてた気が解けたのか、がくんと膝から力が抜けて、俺の方へ倒れ込んできた。
「おっと。
もう、こんなになるまで無理すんなよ」
咄嗟に支えた身体は思っていたより熱くて、どれだけ無理していたのか考えを巡らせる。
「っ、ごめ、」
「大丈夫だから。ちょっと浮くよ」
身長は変わらないくせに俺より随分と軽い彼をそっと抱き上げて、できるだけ揺らさないように寝室へ運ぶ。
「しょーた、」
「大丈夫、少し疲れただけみたいだから。」
心配そうな蓮にそう言葉をかけて、ゆっくりと布団に翔太を寝かせた。
「食欲無いだろうけど、少しはお腹に入れないと持たないから。お粥作ってくるね。なんかあったら電話でも良いからすぐに呼んで」
「ん、」
小さく返事をしたのを確認して、寝室を後にした。
「りょーた、しょーたあちち...？」
「んー、少しお熱があるみたい。今日は涼太もお泊まりするから、翔太の事はそっとしておいてあげてね。」
「はあい」
気付けば綺麗に全部食べ終わってた蓮は、大人しく良い子にリビングで遊んでるみたいだ。
蓮の食べ終わってたお皿を洗いつつ、翔太用のお粥を作り始めた。
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こーちゃん(プロフ) - わたがしさん» こちらこそお読み頂きありがとうございます！大変遅くなってしまいすみません、、、楽しんでいただけていれば幸いです！ (2023年1月2日 9時) (
レス) id: d698c39c36 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - リクエスト、書いていただきありがとうございました！蓮くんが終始可愛かったです！ (2023年1月1日 20時) (レス) @page41 id: 4da5866121 (このIDを非表示/違反報告)
すっち - 保育園から友達に手を出したと呼び出しが。相手の親にも責められ、翔太くんは謝るように促すが頑なに謝らない蓮くん。しかし家に帰って話を聞くと、大事な友達であるラウちゃんが悪口を言われているのをみて助けたかったからやってしまった…というお話が読みたいです！ (2022年11月8日 1時) (レス) @page33 id: f1612d84db (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - 翔太君が仕事も育児も忙しくて、自分に余裕がなくなり、自宅で熱を出して倒れてしまうお話が読みたいです。蓮くんが倒れた翔太君を見て、頑張って舘さんに電話をして助けてあげるみたいな描写があると嬉しいです！ (2022年10月22日 21時) (レス) id: 4da5866121 (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん(プロフ) - しろさん» リクエスト&お読み頂きありがとうございます！！これからも面白いお話書けるように頑張らせていただきます！ (2022年10月11日 0時) (レス) id: d698c39c36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーちゃん
| 作成日時：2022年9月26日 22時
