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入学式当日【アベル・ベリーツ】 ページ16

バサバサバサッ

外で鳥たちが羽ばたく音で目が覚めた。
今日は王立シエル魔法学院の入学式、うちも今年から中等部へ入学する。

「ふぁ〜あぁ……ねむい……」

目を擦りながら大きな石の上に置いてある布団の上から降りる。
うちは学院の周りの大きな洞窟の中で生活していた。
よくこんなもので入学が許されたものだ、と考えながら火を焚く。

「でも、明日から寮ぐらしか……天井ってどんな感じなんやろ。」

うちは小等部から上がる訳ではなく、中等部からの入学という事になっているらしい。
まぁ、小学校なんて行ったことないしなぁ……
うちにとっては、初めて他の人間と交流する場やからなぁ……
そう考え、うちは期待に胸をふくらませた。
どんな人間がいるんやろ……仲良く喋ることは出来るんやろか。
入学が決まってからずっと考えていたが、今は気にせんようににした。
そんなの、入ったら分かる事やろ?

「よっしゃ、行くかぁ……」

昨日狩っておいたうさぎを焼いて食べ、そう呟く。
そうや、なんか持ってかへんと。
そう考え、自作の棚を開ける。
そこには、これまで殺してきた人間が持っていた武器がぎっしり詰まっている。
とりあえずデザートイーグル五丁とナイフ十本でええか。
それを学校から貰った通学用バッグに入れ、洞窟を出る。

「………じゃあな、うちの元家。」

取り敢えず、入学申請をしに行った時に作ったけもの道を辿っていく。
そうして1時間くらい歩くと大きな道に出た。
様々な人間が行き交っている。
それを見るだけでワクワクする。

「人間がめっちゃおる……」

うちが呆然としていると、通りかかった人間がうちの方を見てコソコソ喋ってんのが見えた。

”あらヤダ、あの子左右で目の色が違うわよ、気味が悪いねぇ……”
”本当に……不気味、何が悪いものでも持ち込んでくるんじゃないの?”

我慢だ、我慢。もう”ああいう事”はしないって決めたんやから。
そう思ってその人間を無視して歩き出す。
ああ、初日から最悪だ。

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ヴァ一チャルユ一チュ一バ一甘納豆 - かそってるのでちょっとだけ書きました (2020年12月3日 22時) (レス) id: ea2c38e380 (このIDを非表示/違反報告)
月灯 月奏さルクルNo.2(プロフ) - 更新します (2020年3月12日 15時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
流星(るい)(プロフ) - 次の方、ディアと同じ学年(高等部二年生)の方、前の話の口調や名前の変更と更新をお願いします…! (2020年2月2日 20時) (レス) id: 9a3d801151 (このIDを非表示/違反報告)
紅月@aile(プロフ) - ヴァーチャルユーチューバー甘納豆さん» 頑張ってください! (2020年2月2日 15時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァーチャルユーチューバー甘納豆(プロフ) - 更新します (2020年2月2日 14時) (レス) id: 7acbd0d80f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星(るい) x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年11月15日 14時

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