第六十八譚 ページ18
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＿＿＿＿電車は無事に止まった。
しかし、氷室の体は氷のようにかたくなってしまって、今はもう自由に動かない。
寒すぎて意識が飛びそうだ。いっそ倒れ込んでしまいたいが、ヒーローならば他人に心配をかけてはいけない。自力で帰らなければ。
ヴィランについては他のヒーローに任せよう。
ぐらりと。電車の屋根から地面に落ちる。幸い『豪雪』で作り出した雪がクッションになって怪我をすることは無かった。
力を振り絞って立ち上がる。ああくそ、せめて炎か何かあれば、体の凍結も解けるのに。それに雪が積もりすぎて、乗客が電車から降りれない。
その時だった。氷室が作り出した雪が一気に溶けだした。
「大事無いか」
威厳のある声。熱を感じる手に肩を支えられた。その手に触れられると、氷室の身体の凍結化もみるみるうちに解けていき、氷室は身動きが取れるようになった。
「…ナンバーワン、ヒーロー、」
氷室はその人物を見上げ、目を見開いて言った。まさかこんな所に来るとは思わなかったからだ。おそらくこの周辺のヒーローでは対応出来ないから、ナンバーワンを呼んだのだろう。
フレイムヒーロー・エンデヴァー。デカいし氷室よりもずっと鍛え上げた身体。それだけで格の差を感じてしまう。
「俺が来るまでもなかったようだな。だが後は任せろ雄英生。サイドキックが乗客を誘導する」
「…待って、もしかしたら乗客の中にヴィランがいるかもしれない」
「なるほど。把握した」
簡潔に返事をしたエンデヴァー。エンデヴァーは氷室を担ぎ、物凄い速さで近くの駅まで送り届けると、その駅のホームには相澤がいた。
「エンデヴァー。ありがとうございます」
と相澤が言う。だがエンデヴァーはその感謝には特に反応せずに「俺は何もしていない」と答える。
「降ろせよ！おいナンバーワン！とっとと降ろせ！」
まるで米俵を担ぐように、適当に担がれている氷室。相澤の前でこんな姿を晒してしまいいっそ死にたい。
降ろせ降ろせと脚をばたつかせ、バシバシとエンデヴァーの背中を叩くが、エンデヴァーは微塵も痛がらない。
強面のエンデヴァーに対して、敬語を使わなかったり叩いたりする所、物怖じしない少年なのだなとエンデヴァーも感じた。
「この坊主が電車を止めた。イレイザーヘッド、あとは頼む。お前の生徒だろう」
エンデヴァーは氷室を相澤に引き渡し、ヴィランを炙り出すためすぐに現場に向かった。
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χCielχ(プロフ) - 夜空 -Night Sky-さん» ヤッターーー！！！！逆巻やったな推し入りだぞ！！ありがとうございます…佐藤拓也さんは…いいですよね…☺️ (2022年1月1日 19時) (
レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 雪月花さん» そうなんです…！逆巻についてもいつかちゃんとやりたいですね…！！おおおおおまわりさん！！！？？お巡りさん！！！推し警察お巡りさんありがとうございます逮捕！！！！(？？？？) (2022年1月1日 19時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - χCielχさん» とりあえず逆巻さん推しになりますね！()佐藤拓也さん...いいですね！あいそう！！ (2021年12月31日 11時) (レス) id: 532289bdd0 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - χCielχさん» そうなんですね！いや〜逆巻さん………相澤先生と雄英で出会ったなんて………！逆巻さんと相澤先生ーーーーーーーーーーーー！！！！好きっすわ！！(推しが増えた。好きだと思ったら推しにする。これぞオタク)←お巡りさんこいつです！！このオタク危ない奴です！！ (2021年12月31日 2時) (レス) @page50 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 雪月花さん» ふふふ逆巻は昔雄英高校の先生だったのもありそこで高校生の相澤先生と会ってたんです…！！(新情報)次の更新くらいには氷室が何を言ったのか明かすつもりです！！逆巻は意外とそうなんです…あと怖いところもあるのでおまわりさん！この男です！(？) (2021年12月31日 1時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
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