第十三譚 ページ13
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＿＿＿＿現在。
相澤は朝早くから職員室に居た。職員室の気温は異様に低い。極寒だ。
「なあ先公、仕事ほっぽってあったけぇ布団で寝たくならない？」
「なるよ」
「ならオシゴトやめちまえよ」
「そうもいかない」
氷室が放つ冷気で、職員室は極寒の地と化している。氷室は、デスクに座る相澤の肩に腕を置いて寄りかかっていた。
懐いている訳では無い。完全に仕事の邪魔をしているのだ。職員室が死ぬほど寒いことから、他の教師は職員室に居ない。別の場所に避難している。
暖房も負けるくらいの冷気。相当寒い。
だが相澤だけは、ヒートテックにマフラー、手袋、カイロなど防寒対策…いや、氷室対策をしっかりとしているため問題は無い。
「そろそろ多くの教師が来る時間帯だ。いい加減それをやめろ」
「んー？それってなぁに？」
「それだよ」
氷室の方を振り返り、相澤は『抹消』を発動した。相澤の目が赤く光ると、職員室の冷気が一気に晴れる。
氷室のイタズラを止められるのは、後にも先にも『抹消』の相澤しか居ないだろう。
「は、つまんね。で？あんたさっきから何やってんの？」
相澤がデスクの端末に向かって何やら作業をしている。画面には氷室の名前があり、何しているんだろうと気になった。
「お前の復籍の書類だ」
「…はあ？」
「ただお前は今の二年A組と違って圧倒的に単位が足りない。だから留年って形になるが」
「待てって。別にヒーローになりたいとか思ってないんだけど」
出来た書類を印刷しに相澤は席を立ち、印刷機へと向かう。氷室は相澤の後を追い、訴える。
「おい、なあって。余計なことすんな先公、俺にヒーローは無理だし」
「それはどうかな。お前は俺が責任もって見ると決めてる。お前が入学してからずっとね」
紙媒体になって出てきた書類を、相澤はヒラヒラと氷室に見せ付ける。書類には『1年A組』という文字が見えた。……まさか。
「ようこそ氷室雪弥。波乱の一年A組へ」
＿＿＿＿更生とは。更に生きると書く。
氷室が更に悪さをしない為にも、ヒーローとして育てるのは悪くない。記憶のない今が好機なのだ。
「横暴すぎるだろそれ。抵抗しても無駄なんだろ。いつからだよ」
「もう今日からだよ。校長には言ってあるし、お前のサイズの制服も用意してある」
「雄英怖」
復籍後 氷室 容姿
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χCielχ(プロフ) - やっさんさん» そうです〜！！氷室編で出すかどうか今は迷っております〜ややこしくならないよう心がけます💪 (2021年11月27日 0時) (
レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 瑠李さん» ｱ!!ありがとうございます！！(*´╰╯`)楽しみに待ってくれているのだなと思えるだけでとても力になりますありがとうございます！頑張ります！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - へ！？逆巻さんて、あの、時間巻き戻しの逆巻さんですね(^^♪。活躍場面は、あるのでしょうか(^^)？ (2021年11月26日 22時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - めっちゃ好きです˙˚ʚ₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎ɞ˚読んでます。更新いつも楽しみに待っています。頑張ってください。応援してます。 (2021年11月26日 18時) (レス) id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - あのさん» ありがとうございます〜！！男主に触れて下さり嬉しいです！コメントとても力になります…！頑張ります！！！ (2021年11月26日 1時) (レス) @page47 id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
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