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ある日の深夜、深い時間に新しい命が誕生した
しかし、それは望まれた者ではなかった。
直毘人「ほぅ、宝石眼を持っているが、、、、、、、フン、女か。使えないな、何処かの離れにでも捨ておけ」
母「はぃ。申し訳ございません。旦那様」
こうして生まれたばかりの子は離れにある屋敷の中で育てられた。
5年後
あの日生まれた子は直(ナオ)と名付けられた。
直はとても聡明な子だった。それ故に自分の生まれた境遇についてすぐに理解してしまった。
此処は禪院家
呪術界御三家のうちの一つ。
そして、その中でも最も最悪だと言えるべき家だと思う。
「禪院家に非ずんば呪術師に非ず。呪術師に非ずんば人に非ず」
平気でそれを掲げる家に生まれ落ちた。
そしてこの家での最悪だと言えるべきことのもう1つ
それは超時代錯誤なまでの「男尊女卑」だった。
直毘人は直が生まれた瞬間に酷く落胆を表したのはそのせいだ。
直は直毘人の体力的に最後の子供だった。
そして医者からも性別がわからないと言われていた為、出産と同時に性別を確認することになったが、生まれてきたのは「女」だった。
これでは、呪術師どころかそのスタートラインにも立てやしない。
見た目はいいのと、珍しい目ーー宝石眼を持っていることから自分はいつか相伝の子を孕む良い胎になる。
直は自分を交代で世話をしにくる使用人の噂などでこの事を知った。
直(なんや、女やからウチが今こんな目に合ってるんか?ウチかて女に生まれたくてうまれたんやない)
直は聡明でいて、そしてとてつもなく負けず嫌いだった。
直(女やから呪術師になれん?ふざけんなや、まだ術式がわかっとらんけど、どんな術式持ったとしても、持たんくても、意地でも当主になったる)
直は幼いながらにとてつもない野心を持っていた。
そして、直の術式が判明した
直毘人「ほぅ、ワシと同じ投射呪法か。皮肉なものだな」
直の術式は現当主 直毘人と同じ投射呪法だった。
直はもう1つの相伝「十種影法術」ではなかったことに少し落胆したが、まぁいい
直(みとれや、ジジィいつかその座から引き摺り下ろしたる)
自分を遥かに高い位置から見下ろす直毘人に直はギラギラとした野望渦巻く宝石眼を向けた
直毘人(フッ面白いこの、小娘。なんて目をしておる。まるでワシを喰い尽くすような目だ)
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ウジン(プロフ) - コノハさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2021年3月24日 10時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
ウジン(プロフ) - 夜さん» そうなんです!!別の小説でも宝石眼設定してて!ほんと好きなんです!ある姫 アーティ可愛いですよね^ ^ (2021年3月24日 0時) (レス) id: f3dee7ce1e (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 宝石眼ってある姫(省略)のですか? (2021年3月23日 23時) (レス) id: ab019124cf (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - すっごい面白いです!夢主居ない小説珍しくて新鮮でした!これからも頑張ってください(*´ω`) (2021年3月22日 18時) (レス) id: 54f7813685 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 面白いのでもっと伸びてほしいです…。直哉くんなかなかにいい性格しててすごい好きなので、こういう作品待ってました!!作ってくださりありがとうございます!!!更新はご自身のペースで頑張ってください! (2021年3月20日 1時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウジン | 作成日時:2021年3月19日 20時