▼大型犬のような彼は ページ5
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「Aちゃーん！！はよ行こ？」
放課後。私を呼ぶ、見慣れたデカい、いや、デカすぎる後輩。
帰る支度を終えて、のんちゃんの所に行くと、今日、楽しみ、と囁かれた。
「あれ、今日、のんちゃんだったっけ」
「今日の昼休み、そう言ったやんかぁ！」
昼からあんなにテンション高かったのはそのせいか、いや、何時もこんなにうるさかったかも。
「ほら、はよ行こ？」
「え、どこに？」
「Aちゃんの家に決まってるやん！ほら！」
ぐいぐいと私の手を引っ張って、私より二歩先を歩く、のんちゃん。
無いはずのフサフサのしっぽが見えて、思わず苦笑してしまった。
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「うわぁ、The女の子、やねぇ、、」
フムフムなんて言いながら部屋を物色してるのんちゃん。
「もー、煩い、ここ座ってて」
「はーい」
正座をして両手を膝の上に乗せているのんちゃんを見ながら、紅茶を入れた。
「うわ、なんかええ匂いやぁ、コレ何？」
「アッサム」
「ふーん、」
スンスンと匂いを嗅いでるのんちゃんは、本当に
「犬みたい、」
「え？」
「いや、なんも」
▼大型犬、、だよね？？→←▽同級生先輩って言えばいいのかな？
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作者名：ひめりんご | 作成日時：2020年4月30日 0時
