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「ほ、ホンマ? え、え、ええの?」
「うん。うちの両親仕事で忙しいから夏休み中何処かに行く予定ないし。私基本家に居るから、ゾム君の都合の良い日あったら教えてね」
「そ、そないなこと言われたら、お、俺もほぼ毎日空いてるから、毎日来てまうで⁉︎」
「え、さ、流石に毎日は……」
それにこんな暑い中毎日来てもらうのは気が引けるよ。彼のあまりにも良い食らいつきに圧倒されてAは思わず苦笑いを浮かべた。そんな彼女の様子にゾムは冗談やって、とカラカラと笑った。まあ半分本気だったけど、と言う言葉を胸の中に仕舞いながら。
思わぬお誘いではあったが嬉しいことに変わりはなく、ゾムは口いっぱいに笑みを浮かべる。まだまだこの夏休み中、楽しいことが続きそうだと胸を躍らせた。
だが近い将来、自分にライバルが出来るなんて、この時の彼は思いもしていなかった——。
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抹茶ちよこ(プロフ) - 瑞稀さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けてとても嬉しいです!これからもどうぞ温かい目で見てやって下さい。ありがとうございます! (2022年4月17日 12時) (レス) id: ea5fcbb4a4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - うわぁ〜〜!!本当に面白いです!!まさかのライバル?!誰なんだ…続きも楽しみにしてます! (2022年4月15日 0時) (レス) @page39 id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶ちよこ | 作成日時:2022年3月14日 15時