▼一目惚れ受験生(gr) ページ10
あ……好き……
彼を見た瞬間、そう思った。
所謂、一目惚れ……
高校三年生にして初めての一目惚れだった。
「ん？あーグルッペン君でしょ？西高の生徒会長でファンクラブまであるんだって！」
「ファンクラブまで………す、すごい。」
受験生となった私は塾に通っていて、同じ東高校の友人とちょっとブースを出て休憩中である。そして話の内容は、私が一目惚れした彼の話。
「あ！ほら噂をすれば……」
友人の声に、塾の入口の方へ目を向ければグルッペン君がいた。
東高の私は塾でしか会えないけど、きっと陽の光に当たれば透き通り綺麗であろう蜂蜜色の髪に、スラッとした長身、漂う雰囲気、吸い込まれそうな紅い目。
全てが彼の所有物であり彼を魅せるものであった。
私も彼の所有物になりたい…など変な妄想を膨らませたのも束の間、平凡で特に取得のない自分じゃ釣り合わなすぎる現実に悲しくなったのはもう数え切れない程。
「グルさん、今日講座なに受けるん？」
「あー、今日は英語……と、歴史やるわ」
「俺も歴史……っていうか大先生とコネシマまた遅刻やん。鬼塾長に怒られて、どうぞ。」
「はぁ…大丈夫なのかあいつら。そう言えばゾムとエーミールもクレープ食べてから来るらしいゾ羨ましい！」
「あいつらは推薦組やから。あと、シャオロンはー…」
グルッペン君の隣には、生徒会長である彼の補佐をしているトントン君がいる。
そう言えばトントン君に彼女が出来たって前に西高の子達が騒いでた時あったなぁ…いつだっけ……
「ちなみに、トントン君もだけど他の生徒会のメンバー全員にファンクラブあるみたいだよ」
「全員？！」
「彼女いようがいまいが関係ないみたいw」
「ひょぇえ〜……」
えっと…、前に西高の友人に写メ見せてもらった気がするけど
『顔面偏差値たっっっか！！！』
と、叫びたくなったのが記憶の片隅にある。
なんかもう、キラキラしていた。
＊＊＊＊
トントン君の彼女の話は今度書くと思います(*´˘`*)
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角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» 書けました！宜しければ読んだってくださいm(*_ _)mリクエスト本当に嬉しかったです♪ありがとうございました (2018年3月14日 16時) (
レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - ランさん» ありがとうございます！！もちろんです(*^^*)ぜひぜひ書かせていただきます (2018年3月14日 15時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？鬱先生のハッピーエンドのお話をお願いしたいです！ (2018年3月14日 15時) (レス) id: e5666d0338 (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖(兼:ただの炊飯器)(プロフ) - 十弧さん» 良かったぁ！！！リクエスト本当に嬉しかったです＿( _´ω`)_♪ぜひぜひこれからも来たって下さいね、いっぱい書きたいです！ありがとうございました (2018年3月14日 0時) (レス) id: b04e9ddf40 (このIDを非表示/違反報告)
十弧(プロフ) - 角砂糖(兼:ただの炊飯器)さん» リクエストしにお邪魔させて頂くかも知れません…。これからも作者様のお書きになるお話を楽しみにしています。これからもご無理なさらず頑張って下さい！ (2018年3月14日 0時) (レス) id: f05eea04c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：角砂糖 | 作成日時：2017年12月2日 19時
