二人目の高校生探偵、合流 ページ46
博士と別れて数十分後、私たちは白煙を巻き上げながら歩道を突っ切り目的地に到着したスケボーから降りる。
貴「とーちゃく、っと……博士、ちょっとパワーアップさせすぎでは……?」
コナン「ハハハ……にしても、ここに一体、何があるんだ?」
二人であたりを見回してみるけど、特段目に付くものも無く。コナン君に話しかけようとした時、
貴・コナン「「!?」」
どこからか、視線があることに気づいて二人で慌ててビル路地に入り辺りを伺う。
貴「何、今の……」
コナン「わかんねえ、でも……悪意は感じなかったような、」
そう話していると、「おい」という声と一緒にいきなり背後から肩を掴まれた。
貴「っ!!?」
勢いで手を振り払って背後の人物を見る。そこにいたのは、
コナン「…あ?」
貴「は、服部!?」
服部「どや、驚いたか?」
大阪の高校生探偵がいい笑顔を浮かべて立っていた。うん、なんかすっごい腹立った。←
服部「工藤に河野!ちょーどええとこで会うたわ!ちょっと知恵貸せや!!」
貴「いやごめんだけど、今あんたに知恵貸してる暇は…」
服部「!?」
手を前にだして断る形を取っていた私の腕を服部は驚いた表情で取ると、「なんや、お前らもかい…」と言った。
コナン「…え?」
貴「まさか服部、」
服部がおもむろに袖をまくる。そこに現れたのは私たちが着けているのと同じIDだった。
貴「ということは、まさか……」
服部「ああ…和葉を人質に取られてしもた……まあ、本人はなんも知らんと呑気にあの遊園地で遊んどるやろけどな…」
あ、哀ちゃーーーん!!!ごめん!一人追加されたーーー!!
それから私たちは場所を移動して、大通り沿いのベンチで情報交換をすることに
服部「そうか…あの姉ちゃんも人質に…」
コナン「ああ、蘭だけじゃなく子供たち四人もな……」
貴「それに…あの依頼人、コナン君が新一だって思ってるみたい……」
服部「お前の正体を知ってるっちゅうことか!?」
コナン「さあ…それはわかんねえけど……」
服部「まさか、お前の体が薬で小さくなったってバレたんとちゃうやろな!? 例の黒ずくめの…」
コナン君は服部の言葉で思案顔に。
正直、バレているんだとしたら……今の状況は凄くマズイ……
カラスのように真っ黒なあの組織……
私は無意識のうちに拳を握りしめていた。
大切な人を奪われるなんて、もう、絶対にさせるものか……!!
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kazuno(プロフ) - まあちんさん、本当にありがとうございました! (2018年3月22日 23時) (レス) id: cbda8375b3 (このIDを非表示/違反報告)
まあちん(プロフ) - kazunoさん» いえいえ!私はあと2年後です。(><)お疲れ様です! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 2dbb4386e4 (このIDを非表示/違反報告)
kazuno(プロフ) - まあちんさん、ありがとうございます! (2018年3月12日 21時) (レス) id: cbda8375b3 (このIDを非表示/違反報告)
まあちん(プロフ) - 受験合格おめでとうございます!! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 2dbb4386e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくねこ(プロフ) - 受験私もかなり大変でした...でもめげずに頑張ってください!終わったあとの爽快感と受かったあとの嬉しさは言葉に表せないくらいです!!応援してます!! (2018年1月23日 21時) (レス) id: 79453e6450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kazuno | 作成日時:2016年3月25日 11時