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83. ページ37

『グクー、起きてー!』


横で寝ている彼を必死に揺らせば、薄ら目を開けて私を見て、また目を閉じてふにゃりと笑う。


JK「あれ、なんでAいるのー?」


『昨日夜私の家泊まったでしょ?
帰るの嫌だって。』


JK「そうだっけ。あ!バイト!!」





目を大きく開け、時計を確認している。




『大丈夫だよ。遅れないように起こしたから。』



JK「ありがとう。Aは今日休みかぁ。」



『そうだよ。
今日カフェに行こうと思うんだけど。』




JK「それは、だめ。
ぜったいに、だめ。」





グクは私を抱きしめながら、そう言う。




『もう。グクのエプロン姿見たかったのになぁ。』


JK「・・・そんな可愛い顔しても、だめ。」


グクはニコッと笑って私の頭を撫で、ベッドから起き上がる。





JK「バイト休みになれば良いのになぁ。」


『頑張れ、グク!!』


JK「あ!来週の月曜日、休み?」


『うん、そうだよ。』


JK「俺もお休みだから、デートしよう!」


『いいねぇ!どこに行く?』


JK「行きたいところ、ある!
けど、それはナイショ!」



『なんか、向日葵の時と同じだね。
楽しみにしてる。』



JK「ふふ、俺も、楽しみ!
あ!遅刻する!!
一旦帰らなきゃ、服ないし・・・
じゃあ、また夜にね!」



グクはちゅっと軽くキスをして、出て行った。


楽しみがまたひとつ増えた。


嬉しくなって1人でにやけていると、机の上のスマホが目に入る。






『あ・・・』






グクのだ。


慌てて時計を見るが、もうバイトが始まっている時間。


グクには絶対ダメって言われたけど・・・スマホがないと困っちゃうよね。

その、新人さんのことはグクの心配のしすぎなだけだし、どうこうなるわけがない。




急いで服を着替えて化粧をし、家を出る。



外に出ると、秋の少し肌寒い風が頬を撫でる。

カフェへの足取りも自然と早くなる。






カフェについて外から中を覗くと、平日の午前中ということでお客さんはまだおらず、カウンターのところでグクとユンギさんが話している。


新人さんがいたらどうしようと、少しだけ悩んでいた私は胸を撫で下ろす。


約束破って怒られずに済んだ。




『こんにちはー。』



扉を開けて控えめに挨拶をすれば、にっこり微笑んでくれるユンギさんと、じとーっと目を細めているグク。

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ヤンコチペン - コメント失礼します! ここから、ぐく氏たちはどうなっていくのか、気になってきました!笑 素敵な作品をありがとうございます!!応援しています! (2023年4月6日 23時) (レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 後々グクたちは離れてしまうのかとかめっちゃ気になります!!くっつきグクさん可愛い!面白かったです (2019年11月2日 9時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^一気読みさせていただきました!凄く面白いです!一途に想い続けてくれるJKにキュンキュンさせられっぱなしでした(笑)続きも楽しみにお待ちしております!頑張ってください! (2019年10月21日 18時) (レス) id: 3fc92ffbb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月21日 0時

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