81. ページ35
「えと、ぼく、てひょん。」
『テヒョンさん？』
「そう！！あなたは？」
『私は、AAです。』
「ぼく、あなたとともだち、なりたい。」
目を輝かせながらそう言うテヒョンさん。
その四角い笑顔に、つい了承してしまう。
『ともだち・・・よろこんで！』
多分グクがこの場にいたら、すごく怒るだろうけど。
「また、あいにきます。」
『待ってますね。』
テヒョンさんは嬉しそうに笑いながら、帰っていった。
本当に素敵な人だなぁ。
JK「何してるの？」
突然現れるものだから、つい声を出してしまいそうになったけど、ここは図書館。しかも、勤務中。
咄嗟に口に手を当てて耐える。
JK「しーっ！怒られちゃうよ？」
『グクが急に現れるから！』
JK「何かやましいことあるの？」
『いや・・・あー・・・無いよ？』
JK「なに、その怪しい感じ。」
新しい友達はできたけど、別にやましくないしなぁ。
拗ねそうだけど。
『あ、もうすぐ図書館閉まるよ！』
JK「じゃあ、いつものベンチで待ってるね。」
『分かった！急いで片付けるね。』
急いで閉館後の片付けや書類整理を終わらせて、図書館を出る。
グクが私の姿を見つけるなり、子犬のように走り寄ってくる。
『お待たせしました。』
JK「お疲れ様です！
今日なら、カフェ来ても、ヒョンいなかったのに。」
『あぁ、あの新人さん？』
JK「そう。今日、休みだったんだ。」
『仕事だから行けなかったけどね。
明日なら休みなんだけど。』
JK「明日はダメ！
今日休んだから明日は絶対来る！」
2人で私の家へと帰る。
あの話し合い以来、グクが送りついでに私の部屋へ寄ることもグッと増えた。
ほぼ毎日と言っていいほど。
たまにそのまま泊まることも増えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1529人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヤンコチペン - コメント失礼します！ ここから、ぐく氏たちはどうなっていくのか、気になってきました！笑 素敵な作品をありがとうございます！！応援しています！ (2023年4月6日 23時) (
レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 後々グクたちは離れてしまうのかとかめっちゃ気になります！！くっつきグクさん可愛い！面白かったです (2019年11月2日 9時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^一気読みさせていただきました！凄く面白いです！一途に想い続けてくれるJKにキュンキュンさせられっぱなしでした(笑)続きも楽しみにお待ちしております！頑張ってください！ (2019年10月21日 18時) (レス) id: 3fc92ffbb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆう
| 作成日時：2019年10月21日 0時
