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YG「場所は分かるな?
俺たちはもう少し準備あるから。
先に行っててくれないか?
早くその姿を見せてやらないといけない奴がいるだろう?」
『・・・本当にありがとうございます!!』
2人に頭を下げ、カフェを出る。
慣れない下駄に、何度かつまずきそうになるのをなんとか神社まで辿り着いた。
いろんな屋台が並んでおり、それぞれが準備の為、忙しなくしている。
その中に、カフェと同じ名前が書かれた屋台が目に入る。
準備は全て終わらせているようで、そこには浴衣姿のジョングクくんが、立ったままうちわで扇ぎながら携帯を覗いていた。
黒い浴衣は、ジョングクくんにとても似合っていて、何故か色気が凄い溢れている。
あれも、ユンギさんが着付けたのかな?
転けないように慎重に、でも早足でジョングクくんに近寄り、前へ立つ。
『ジョングクくん!』
声をかければ、パッと顔を上げた彼は目を見開いて固まってしまった。
そして、ごくりと唾を飲み込んだのが分かる。
いつもは、すぐに可愛いなんて言ってくれるジョングクくんがそんな反応だから、不安になってしまう。
『え・・・変?』
恐る恐るそう聞くと、ハッとなった彼は急いで両手で自分の顔を隠した。
JK「あー、見ないで?
今、凄く情けない顔してるから。」
『情けない顔?』
JK「Aちゃんが可愛いすぎて・・・顔がやばい。
キスしたい!でも、人いるからダメ!」
何やら、1人でいろいろ葛藤しているらしい。
そんなジョングクくんが可愛いくて、私は彼のうちわを持っている方の手を掴んで自分の方に引き寄せ、うちわで2人の顔を隠したままキスをする。
JK「っ!?」
『これなら、大丈夫だよね!』
そう言って笑えば、顔を真っ赤にしているジョングクくん。
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ヤンコチペン - コメント失礼します! ここから、ぐく氏たちはどうなっていくのか、気になってきました!笑 素敵な作品をありがとうございます!!応援しています! (2023年4月6日 23時) (レス) @page49 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 後々グクたちは離れてしまうのかとかめっちゃ気になります!!くっつきグクさん可愛い!面白かったです (2019年11月2日 9時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^一気読みさせていただきました!凄く面白いです!一途に想い続けてくれるJKにキュンキュンさせられっぱなしでした(笑)続きも楽しみにお待ちしております!頑張ってください! (2019年10月21日 18時) (レス) id: 3fc92ffbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年10月21日 0時