僕たちとヨジャマンネの物語。【BTS】

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『うん、そうです。ちゃんとBTSです。』




私も我慢していた涙が溢れてくる。



悔しいから、泣かないって決めていたのに、オッパの泣き顔見ると、我慢ができなくなる。



TH「ふたりぼっちだね。」


『でも、私たち2人だと、最強のふたりぼっちじゃないですか？』



そう言えば、いつものようにひひっと笑うテヒョンイオッパ。




私たちは約束をした。


メンバーに心配かけないように、メンバーの前では泣いたり愚痴を零したりしないこと。


その代わり、悲しくなってきたらすぐに、お互い言うこと。

1人では泣かないこと。




それからデビューまでの間。


とにかくしんどかった。




一緒にいるのに、密着映像やログには映らない。


他のメンバーは知名度が上がっていく中、私たちは知られることはない。



映像撮るからと、カメラに映らない所に隠れるのも日常茶飯事だった。


私だって、メンバーなのになぁ。




そんな時でも頑張れたのは、テヒョンイオッパがいたから。



1番辛かったのは、“6人組の防弾少年団”という言葉を目にする時だった。


6人じゃないよ。8人だよ。



私はその文字に向かって呟いた。





よく、2人でトイレで泣いた。


宿舎の中で2人になれる場所なんてなくて、トイレで泣くのが習慣になってしまった。



たまに、メンバーがトイレに来たりして、2人が入っているとバレないように大変だったけど。






それでも、デビューの日は近づいてきている。

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