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『ははは、そうだね、そうでした。』
普通に結婚していたら、そこは堂々と胸を張って、大切に思ってもらえてるって思えるのかな。
いや、大切に思ってもらえているとは思う。
なんで？っていうくらい。
でもそれは、ただの親切で、普通の夫婦のそれではない。
ジョングクにちゃんと想われていた元カノたちは、本当に幸せだったんだろうなぁ。
こんなモヤモヤなんて、抱えることなかったんだろうなぁ。
…なんで私は、こんなにモヤモヤしているんだろう。
ジョングクと結婚して、私の中のモヤモヤはどんどん膨らんでいく。
TH「あれ？Aちゃん、なんか、左耳の上の方赤い？」
『へ？』
TH「ここ。」
テヒョンくんがそこに触れようとして、咄嗟に自分の手で耳に触れる。
そこは、社長に噛まれたところだ。
『虫にでもかまれたんですかね。』
TH「虫？」
JM「へぇ。虫に、ねぇ？
Aさん、心配しなくても、社長はあなたのことを本当に大切に思っていますよ。
ほんと、食べちゃいたいくらいにね？」
意地悪そうに目を細めるジミンくん。
ジミンくんは、無駄に鋭いから、きっと分かってるんだ。
私のモヤモヤも、この耳の赤い理由も。
『別に、そういうのでは、』
JM「冷凍庫に、保冷剤ありますよ？」
『ありがとうございます。』
ジョングクの奴、帰ったら覚えとけよ。
ムスッとしながら保冷剤で耳を冷やす私。
彼の噛み癖はどうにかならないものか。
…それでも、社長は私を助けてくれたんだもんな。
今日はいつもより豪華な晩御飯でも作ってみようか。
・
JK「ただいま。」
『おかえりなさい。』
いつも通り早々と帰された私。
少しでもお礼をと思い、いつもより少し手の込んだ料理をしてみた。
いつもより少し遅めに帰って来たジョングクは、そんな食卓を見て嬉しそうに目を細めた。
JK「わ！凄く美味しそうです。俺の好きなものばかりじゃないですか。」
今日帰りが遅くなったのも、きっと盗作騒動の処理のせいだろう。
私のせいだ。
『今日は申し訳ありませんでした。』
JK「ん？何が？」
鞄をソファに置き、ネクタイを緩めながら首を傾げるジョングク。
『私のせいで、ジョングクに大変な思いをさせちゃった。』
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
