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目を丸くしてキョトンとした表情で私を見つめるジョングク。
それに気づかないフリをして食パンを見つめる私。
言った後に心底ヤバいなんて警報が心の中で響いてる。
いやぁ…これは完全に意地を張ってしまっている。
本当は心配したし、不安にもなった。
でも、私にイチイチ言う義理はジョングクにはないし、そんな関係でもないなんて自分に言い聞かせたくせに、このザマだ。
JK「…いや、一緒に暮らしてるだけじゃないでしょ。
俺たち、夫婦なんですけど。」
おおう、明らかに不機嫌そうに１トーン下がったジョングクの声。
一度口から出てしまった言葉は、口の中には戻ってくれない。
無かったことにはしてくれない。
『そうだね、夫婦だよね。』
JK「それに、まだ言ってるんですか。
俺は別に、人助けで結婚したわけじゃないですよ。」
『ごめん、私が言葉を間違えた。』
JK「俺はAさんだから、奥さんだから、理由を説明してるんです。
俺は気になるんです。
Aさんは今どこで何しているんだろう、とか。
困ったことないかな？大丈夫かな？とか。
俺はAさんに興味がめちゃくちゃありますから。
だから…例え、Aさんが俺に興味なくたって、聞いてください。
聞くフリでもいいから。」
私を真っすぐ見つめてそう言うジョングク。
パンから視線を戻して見つめた彼は、眉間にシワを寄せ、少しだけ悲しそうな顔をしていた。
やってしまった…私、またジョングクを傷つけちゃった。
JK「Aさんが俺に興味がないことくらい、俺ちゃんと分かってますから。
だから、そんなこと言わないでください。」
いや、全然分かってないのはジョングクじゃん。
『勝手に決めつけないでください。』
JK「Aさん？」
『人がどれっだけ、昨日心配したかと…。
でも、普通の夫婦じゃないし、そんな関係なのにどこいるの？何しているの？とか、聞けるわけないじゃないですか！！
それなのに、何なんですか、ほんと。
私がジョングクに興味ない？
そんなわけないでしょうが。
むしろ興味ありすぎて困る…』
もう一度言おう。
一度口から出た言葉は、決して無かったことにはならない。
今私なんて言った？
再びキョトンとした表情を浮かべるジョングクに、穴があったら入りたいを体現しちゃっている私。
『…忘れて。』
JK「忘れるもんか。」
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
