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秘書室には出先から帰って来たらしいテヒョンくんが自分の席に座っていた。
『雪降るってどういうことですか。』
TH「いつもげっそりして出て来るじゃん？
この世の終わりを見てきました的な感じで。」
『そんなに酷い顔してますか。』
TH「…何か良いことでもあった？」
机に頬杖ついてひひっと笑うテヒョンくん。
『…良いことあったように見えます？』
TH「うん。…まぁ、ジョングク、あ違った。
社長にとっては、なんか良いことがあったっぽいけど。」
『なんで？』
TH「ほらぁ。」
テヒョンくんが見せてくれたスマホ画面には、�犧Ｆ�は定時で帰る�瓩箸諒源�。
TH「今日は久しぶりに明るいうちに帰れそう！」
『良かったですね。』
TH「社長、人遣い荒いもんなぁ」
1.5割でこれだもんな。
ジミンくんはどれだけ凄いんだ。
TH「ってことは、夫婦でゆっくりしたいんだろうね。」
『え？』
TH「定時で帰りたいってことは、そういうことでしょ？」
ニヤニヤと口を四角に変え、私を見ているテヒョンくん。
夫婦でゆっくり…？
�犇瓩い任垢諭�
もっと近づきたいですけど。��
ふいにジョングクのいつもより少し低くて甘い声や嬉しそうな表情を思い出す。
体の奥が少しむず痒くなる。
いやいやいや、ゆっくりって言ってもね。
夫婦って言ってもね、私とジョングクは偽物の夫婦であって。
違うんだよ。違う、そんな、世間一般の夫婦とは、
TH「知ってる？」
『何を？』
TH「この前のデザイン盗作問題。
あれね、解決したのはAちゃんって言えって、社長に指示されたの。
まぁ、実際に解決したのはAちゃんだし。」
『なんで…だって、あれは私のせいで、』
TH「あのおっさんたちが、あの件はAちゃんのせいだって社内で拡散していたからね。
汚名返上でもあるのかなぁ。
結局、その指示のおかげでAちゃんは社内で社長第三秘書として認められたんだよ。
知らなかった？」
『だって、私秘書室にしかいないですもん。
離れたところにいて呼び出されたときにすぐ社長のところに行けれなかったらくそほど怒られます。』
TH「わお、秘書の鑑。根底にあるのが恐怖だけど。」
『あの事件はどう考えたって私のミスなのに。
社長にかばって頂くことなんてないのに。』
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
