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『誰がそんなに溜息ついてるんですか。』
JM「自覚ないのが怖いですね。
どうしたんですか？
ジョングクと喧嘩でもしましたか？」
『…喧嘩なんてしてないですよ。
会社ではとても険悪ですが、家に帰るととっても仲良しなんで。』
JM「それは良かったですね。」
私とジョングクは仲が良い。
今日の朝だってパンを焼いてくれたし。
なんか、急速にパンを焼くのが上手になって、絶妙に焼き加減で、しかも私が朝の支度を終わらせるタイミングピッタリに皿に置かれるホカホカのパン。
最近、ジョングクがスマホでパンの作り方を調べているのを私は知っている。
そろそろ、手作りパンが朝食に並びそう。
JM「じゃあ、なんでそんなに溜息をついてるんですか？」
『んー…私って、ジョングクのことを全然知らないなぁと。』
JM「ジョングクのこと？」
『はい。
夫婦なのにおかしいですよね。』
JM「…別に。」
キーボードから手を離し、私の方へと体を向けて座り直す。
JM「おかしいとは思いませんよ。
夫婦だって、所詮他人です。
知らないことだってあるでしょう。
それに、Aさんとジョングクは、聞くところ、出会ってそんなに経ってないでしょ？
どうせジョングクの奴が強引に結婚にもっていったのでしょう。」
『え、聞いたんですか？』
JM「いや、僕、あいつの兄貴分なんで。
なんでも分かりますよ。あいつのしそうなことなんて。」
『なるほど。』
JM「でも、ジョングクはあなたのこと、本当に大切に想っています。
ジョングクは、いろいろあって、自分は誰かを幸せにすることなんてできない、なんて馬鹿なことを考えています。
自分に誰かを愛する資格なんてないと。
そんなジョングクが、そんな馬鹿げた理論を打ち破ってでも、あなたと一緒にいたいと思ったんだ。
僕が言うのも変ですが、信じてやってください。
ジョングクにとってあなたは、唯一無二の存在です。」
ジョングクにとって私は、唯一無二の存在。
誰でも良かったんじゃなくて、私だから選んでくれたのだろうか。
JM「まぁ、そんな簡単に人の気持ちは変わりませんよね。
Aさんとジョングクは結婚して夫婦になったんです。
時間はいくらでもある。
これからゆっくり時間をかけて、お互いのことを知っていけば良いと思いますよ。
ってことで、おつかいを頼んで良いですか？
テヒョンが必要な書類を忘れて取引先に行きやがったので、届けてもらえますか？
お願いします。」
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
