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『はい。』
あまりに真剣な顔で言うもんだから、顔が熱くなってしまう。
一緒に暮らし始めた時にも言われた言葉。
あの時は全然ぴんと来てなかったけど、今なら分かる。
ジョングクが私の為に大きな覚悟を決めてくれたのも、私の人生を一緒に抱えてくれたのも、その言葉ひとつひとつに嘘が無いのも。
私とジョングクが夫婦だということも。
JK「怖いですか？」
車を運転しているジョングクの右手が、私の手を握ってくれる。
『まぁ…うん。
家族に黙って結婚しちゃったし。』
JK「まぁ…それは、俺に責任がありますから。
Aさんは安心してください。」
『ジョングクは大人だね。
私よりも年下なのに。』
JK「…俺だって子どもです。
見栄を張ってるんですよ。
Aさんを守る為には、子どものままではいられませんから。」
『…ありがとう。ジョングク。』
JK「だから、俺と結婚するんじゃなかったとか、言わないでください。
さすがにそれは、落ち込みます。」
『ごめんなさい。あれは、本心ではないというか…なんというか。』
JK「…良いですよ。
俺と結婚して良かったと思ってもらえるよう、頑張りますから。」
『そうじゃなくてね、ジョングクとの結婚が嫌だといかいうわけじゃないよ。
ただ、』
JK「あ、今は言わなくて良いです。
分かってますから。
Aさんは、俺のことを好きじゃないって。」
『え？』
JK「ほら、つきました。
このマンションですよね。」
ジョングクが車を停めた場所は、ユンギオッパの住むマンションの駐車場だった。
『あれ、なんで知ってるの？』
JK「さぁ、何ででしょうね。」
にっこり笑って車を降りる。
私は、酔った勢いでオッパのマンションの住所まで漏らしていたのだろうか。
『ジョングク。』
JK「ん？」
『私、ジョングクのこと、嫌いじゃない。』
JK「うん。今はそれで良いです。」
むしろ、きっと私は、ジョングクのことを…。
JK「俺も、Aさんのこと、嫌いじゃないです。」
『それは、良かった。』
JK「結構好きですよ。」
『私もジョングクのこと、好きだよ。』
JK「…それはラッキーですね。」
お互いに好意を持っている。
でもそれは、恋愛感情なんかではなくて。
ジョングクにとって、私は親友のような存在だろうか。
そこまで考えたところで、先程のジョングクの熱を帯びた瞳を思い出し、体が少しだけ熱くなる。
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
