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鋭い瞳にゴクリと唾を飲み込んだ。
初めてのこの距離に、体中が熱くなる。
それに、その、低く甘い声。
背筋がゾクリとした。
JK「それに、俺が昔、」
♪〜♪〜♪〜
社長の言葉を着信音が遮る。
JK「…ちっ、ジミニヒョンか。」
軽く舌打ちをし、私から離れてスマホを手に取って電話に出る社長。
私は息を思いきり吐き出し、吸い込む。
死ぬかと思った。
あんな綺麗な顔が目の前にあるんだ。
しかも、あの声。
普段のジョングクの声は優しくて、聞いていたら心がポカポカしてくるあたたかい声。
でも先程の声は、ポカポカするというよりも、体中が熱くなって、心臓が苦しくなって。
危ないな。爆発するんか、私は。
でもなんだろう。
また、少しだけ彼の綺麗な瞳の奥が揺らいだ気がした。
JK「ん。またデザイン書き直すって。」
ジミンくんと通話している社長。
耳がジンジンする。
お腹でもすいているのか、この人は。
そういえば、この前は頬を噛まれたっけ。
全てにおいて、やはり、社長…ジョングクの行動は理解できない。
急に怒ったのも、耳を噛んだのも、そしてあの瞳だって。
そもそも、私と結婚したのも、家と会社でこんなに人が違うのも。
私はジョングクのこと、何も知らない。
知らないから、理解できない。
電話をしながら後部座席へと手を伸ばし、私の膝にポンと紙袋を置いた。
この紙袋って。
あのパン屋さんのサンドイッチだ。
え？でも、ソクジンさんに渡してきたはず。
中を開けて確認してみても、あのサンドイッチが１個入っている。
首を傾げる私。
通話を終えた社長は、はぁっと溜息をついた。
JK「会社帰るよ。」
『社長！これっ、』
JK「いらないなら、俺が食べるけど。
お腹すいてない？」
『え？これって、私のですか？』
JK「２個買って来いって言ったじゃん。
ソクジニヒョンだって、２個食べないよ。」
さっき、ソクジンさんには１個しか渡してなかったのか。
JK「いらなかった？」
『食べます！！食べます食べます！！！
けど、社長だって、お腹空いてないですか？
昼ごはん食べてないですし。』
JK「俺はいいよ。早く食べないと、会社着いてから忙しいよ。」
『社長も、』
JK「早くしないと、俺はあんたを食べるけど。」
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
