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JK「は？そう思ってたんですか？」
『だって、ソクジンさんだって言っていたでしょ？
初対面の子にプロポーズしていたって。
私が初めてではないんだよね？
たまたまあの夜出会ったのが私で、ジョングクは私に同情して結婚してくれたんでしょ？
もし、あの日公園にいたのが他の子だったら、ジョングクはその子と結婚していた。
そうでしょ？』
JK「俺言いましたよね？
Aを笑顔にしたいと思って結婚したって。
傷ついた分、俺が幸せにしたいって。」
家ではいつも優しいジョングクも、私の言葉に怒ったのか、口調が強くなる。
JK「俺はあなただから選んだ。あなただから結婚した。
そう言い続けてると思いますけど。」
グイッと顔を近づけてくるジョングクに驚いて、バランスを崩してソファに倒れこむ。
そんな私がソファの肘かけ部分で頭を打たないように、咄嗟に私の後頭部に手を回して支えてくれたものの、ゆっくりとソファの上に押し倒す。
私を見下ろすジョングクの瞳。
怒っているような、悲しんでいるような、それでいて、少し熱をおびているような。
JK「Aさんは、分からず屋です。」
『いや、え？ちょっと、退けてよ。』
JK「嫌です。
俺は、誰でも良い相手と結婚なんかしません。
結婚って人生の大きな分岐点だと思うんですけど。
そんな大きな決断を、誰でも良い相手となんてしませんよ、俺は。」
『でも、他の子にだってプロポーズしてたじゃん。
それに、そもそも、出会った時に婚姻届けだって持っていたし。』
JK「それはっ…。」
薄い唇をきゅっと結ぶ。
JK「確かに、プロポーズをしたのは、１回だけではありません。」
『ほら。』
あ、苦しい。
胸がギュッと握りつぶされた、今。
自業自得だ。
私が今、ジョングクに言わせた。
そして、分かっていたはずの事実に、ショックを受けている。
やはり、ジョングクは他の子にもプロポーズをしていたんだ。
その子のことは、ちゃんと好きだったのかな。
元彼が私にプロポーズした時のように、婚約指輪なんかも準備しちゃって、緊張して震えながら、愛の言葉を伝えたのかな。
きっつ。
今、ジョングクの奥さんは私なの。
ジョングクと結婚したのは私なのに。
ジョングクに愛されたいなんて、欲深いことを考えてしまう。
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
