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JK「とりあえず、解熱剤にしとく・・・・・・Aちゃん？」
薬の箱を手に取り、私の方を見たジョングクさんがギョッと目を見開く。
JK「なんて顔してんの。」
『元々こういう顔です。』
JK「何で、そんな泣きそうな顔してんの？」
『こういう顔ですってば。』
JK「嘘つけ。Aちゃんさ、嘘下手くそなんだから、」
『ジョングクさん！！私、帰ります。』
JK「は？」
薬を手に持ったまま驚いて固まったままのジョングクさんを置いて、薬局を出る。
だって、あのまま一緒にいたら、嘘をつくのが下手な私の、ジョングクさんにとって迷惑な私の想いが、全てバレてしまいそうだ。
涙で視界が滲む。
やっと会えたと思ったのに。
やっと会えて嬉しかったのに。
こんなことなら、再会なんてするんじゃなかった。
初恋のままで、青春の想い出になった方がマシだった。
マンションに帰って、玄関を開けると、入り口の所でしゃがみ込んでいるテヒョン。
『え、テヒョン？』
TH「Aっ・・・・良かったぁ。
いないから、探しに行こうと思ったけど、体が言うこと聞いてくれなくて。」
安心したように笑うテヒョンだけど、切れ長の瞳はトロンとしており、息も荒い。
『ごめん。薬局に行ってきたの。』
TH「うん。」
『薬とか買いに。』
TH「うん。・・・・で、薬は？」
『・・・・・・・あ。
買うの忘れて帰って来た。』
TH「もう、何してるのさ。
まぁ、Aが無事ならそれでいいけど。
・・・・なんで泣いてるの？」
テヒョンが涙を指先で拭う。
『ちょっとね。
これが、恋っていうものなのかと思い知ったところ。』
TH「ひひっ、変なの。」
『私は大丈夫だから、テヒョンは早く寝ないと。』
テヒョンをズルズル引っ張って、ベッドに再び寝かす。
『テヒョン、私、1人で外歩けたよ。』
TH「うん。
でも、心配だから、もう薬なんていいよ。
Aがこうやって傍にいてくれるだけで、俺、元気になれるから。」
もしテヒョンが彼氏だったら、幸せなんだろうなぁ。
嬉しくなる言葉をたくさん言ってくれてさ。
たくさん甘やかしてくれるんだ。
あんな、出会ってすぐに人をからかってるような人とは違う。
テヒョンみたいな彼氏を探そうか。
眠るテヒョンの長い睫毛をじーっと眺めていると、インターホンが鳴る。
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あや(プロフ) - よしわかった！最終的にはジミンと付き合おう(無茶言うな) (2020年7月9日 23時) (
レス) id: 1094985f75 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - まゆうさんこんばんは(^^)まゆうさんのお話グクメインのお話から読んでいるので(グクペンなので笑)まだ全部読んでませんが…今までに読ませていただいた小説すべて泣いてます(T_T)ほんとに素敵な小説ばっかりで…尊敬します！！他の小説もまた読ませていただきますね！ (2020年7月9日 23時) (レス) id: b94e898823 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» うわぁぁぁのぞみ様！！！いつも嬉しいお言葉ありがとうございます！！！私の地域は、今のところ被害はなく、何気ない一日を送れることの大切さを毎日噛みしめています。のぞみ様も、災害、コロナと合わせ、お気をつけてお過ごしください。 (2020年7月9日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カフェ猫さん» いつもコメントありがとうございます！推しだなんて・・・・嬉しすぎてパソコンの画面を見ながらニヤニヤしてます。(不審者)これからも精一杯頑張ります！ (2020年7月9日 23時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - サカナさん» サカナ様、いつもコメントありがとうございます！！癒しだなんて(涙)私にとって、サカナ様や読者の方のコメントが癒しです！！たくさん癒して頂いたので、全力で頑張ります！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年7月1日 0時
