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154. ページ4

「じゃあ、あんたが3人分相手してくれんの?」


『・・・・どうぞ、好きにしてください。
その代わり、私に手を出すということは、後からキッチリこってりと絞られてもいいってことですよね?』


「・・・・・・は?」


『私のオッパに、しかられる覚悟はできているんですよね?』







きっと、オッパがは私を見つけてくれる。


私を助けてくれる。


それまで、何とかこの場を耐えしのげばいい話だ。







『私のオッパは、怒ると怖いですよ。
それでもいいんですね?』



「はっ、何言ってんの?助けになんか、来るわけないだろ。」


いや、絶対に来てくれる。



だって、オッパは私の彼氏であり、私の先生なのだから。









ミシッ・・・。









何かが壊れるような音とともに、扉が倒れる。


そして、倒れた扉の向こう側には、片足を上げているオッパの姿。


え?まさか、扉を蹴破ったのだろうか。






私を見つけるなり、一瞬泣きそうな顔をして、そしてすぐに男たちを睨んだ。


男たちはオッパの鋭い瞳と気迫に、タジタジとして、後ずさりをしている。






JK「ねぇ。僕のAに手を出したってことは、もうどうなってもいい覚悟はできてるんだよね?」




「な、な、なんだよ!!
3対1で勝てると思ってんのか!」


JK「勝てるよ。僕、テコンドーを習ってたんだよね。
結構強いと思うよ?」


え、初知り。


だから、あんなに体が鍛えられていたのか。





JK「・・・で、誰から来る?」


構えてから、男たちを真っ直ぐ見るオッパ。




「っ・・・」




男たちは倉庫から出ていった。




なんとか、難を逃れられたらしい。





急に、足の力が抜けて、その場に座り込んでしまう。


今更になって、体も震えている。


先程までは、何故こんなに冷静でいられるのだろうと思っていたけれど、それはただ気を張りつめていただけで、オッパを前にすると、緊張の糸が解けて、涙まで滲んできた。






JK「A、ごめんっ」


オッパが泣きそうな顔で私を抱きしめる。


『おっぱ・・・怖かったです、たぶん。』


JK「多分て。
無事でいてくれてありがとう。」







オッパは、私を抱きしめたまま少しだけ顔を離し、見つめる。


あ、キスされる・・・と思えば、脳裏に浮かぶ先程の男の唇の感触。



つい、顔を背けてしまう。



JK「なんで?」


『・・・・・・。』



JK「・・・まさか、あいつらに何かされた?」

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りぃ - ああ涙が止まらないよおお(;;)勿論グクと○○ちゃん結ばれてよかったんだけどジミンが記憶戻ったところ大泣きしてしまったー!!( ; ; )よかったほんとに、、!!今まで読んできた小説でいちばんです! (2021年5月2日 18時) (レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
chan(プロフ) - 泣きました。作者さん最高です! (2021年4月22日 0時) (レス) id: 13c40b890a (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - ジミナー!って色んな涙が出ました! (2021年4月1日 22時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 今まで色んな小説を読んできてこんなに心が揺さぶられた小説は初めてでした!!!!本当に本当に面白くて読んでる最中は凄く泣けてきて本当にこの小説に出会えて良かったです!!!!! (2021年2月7日 12時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
miki-miki(プロフ) - まゆうさんのお話を読み始めてから他の事が一切できなくなりました…。面白すぎて読み終わるまで何も手にくださいつかないです…。全ての作品を読み終わる頃には、廃人になってしまいそうです…w感想沢山食べありますがとても語りきれないので最高でした!!とだけ…! (2020年10月4日 16時) (レス) id: 969190ed48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年2月14日 23時

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