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175. ページ25

『・・・・私、夢を見ました。』


JK「夢?」


『はい。オッパが、高校生の時、Aさんと付き合った未来を見ました。
オッパ、教師になってなかったんですよ?』


JK「・・・まぁ、ヌナと付き合っていたら、わざわざ教師になんてなってなかったかもしれない。
ヌナと違う大学に行きたくて、教師になったからね。」



『で、バイト先に、オッパとAさんが仲良くやってくるんです。
凄い辛かった。』






JK「そう。でも、その僕は、どうせ、Aのことを好きになったでしょ?」



『はい?』



オッパはふわりと優しく微笑む。




JK「だって、僕はAと一緒にいる運命だと思うから。
あのままヌナと付き合っても、ヒョンとヌナのことをずっと考えて、自分のこと責め続けただろうし。
僕はAのことを、絶対好きになったよ。」


このオッパは、私の夢を一緒に見ていたのだろうか。


でも、嬉しそうにニコニコと笑っているオッパの言葉を、私は信じることができる。


実際に見てきたのだから。


人間、不思議な夢を見るもんだなぁ。





『・・・・あ、ねぇ、オッパ。ジミンは?』






JK「・・・・。」







急に、それまでニコニコしていたオッパの表情が曇る。




『・・・え?いや、何ですか、その反応。やめてくださいよ。』


JK「はぁ。このこと、僕から伝えてくれって、Aの両親からも、ジミンの両親からも頼まれたんだよ。
A、聞く覚悟はできてる?」




何で、そんなに深刻そうに言うの?


そんな表情されたら、とても怖くなる。


ジミンの身に何か起きたんじゃないかって。





JK「・・・・ジミンも、命に別状はないよ。
でも、記憶を失っているんだ。」



ジミンが記憶を?


私を守ったせいで、記憶を失っているの?




JK「それと、僕は担任だから結構前に知らされていて、Aには黙っとくように口止めされていたから言えなかったんだけど。


ジミン、転校したんだ。
ジミンの父親が単身赴任をすることになって、家事が何もできないから心配だって。
だから、ジミンもついて行くことにしたらしい。
Aに、いつそれを言おうって悩んでいたよ。」




え・・・何それ。ちょっと、頭がパニックになる。




JK「記憶を失ったわけだし、こっちに残るよう言われたみたいだけど、記憶を失ってもジミンはジミンで。
お父さんを1人にできないって、昨日、引っ越していったよ。」

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作品ジャンル:タレント
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りぃ - ああ涙が止まらないよおお(;;)勿論グクと○○ちゃん結ばれてよかったんだけどジミンが記憶戻ったところ大泣きしてしまったー!!( ; ; )よかったほんとに、、!!今まで読んできた小説でいちばんです! (2021年5月2日 18時) (レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
chan(プロフ) - 泣きました。作者さん最高です! (2021年4月22日 0時) (レス) id: 13c40b890a (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - ジミナー!って色んな涙が出ました! (2021年4月1日 22時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 今まで色んな小説を読んできてこんなに心が揺さぶられた小説は初めてでした!!!!本当に本当に面白くて読んでる最中は凄く泣けてきて本当にこの小説に出会えて良かったです!!!!! (2021年2月7日 12時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
miki-miki(プロフ) - まゆうさんのお話を読み始めてから他の事が一切できなくなりました…。面白すぎて読み終わるまで何も手にくださいつかないです…。全ての作品を読み終わる頃には、廃人になってしまいそうです…w感想沢山食べありますがとても語りきれないので最高でした!!とだけ…! (2020年10月4日 16時) (レス) id: 969190ed48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年2月14日 23時

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